自主制作映画の整音・ノイズ処理|サウンドクオリティの底上げをお手伝いしました

自主制作映画
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 最近、若手クリエイターの映画制作者からの整音作業のオファーが増加中です。現在、別案件も作業中なのですが、先日にお手伝いさせてもらったドキュメンタリー映画が公開となり、劇場にて最終アウトプットのチェックも含め観覧してきました。一概には言えませんが、いわゆる大手が配給する高予算の作品と比べ、自主系の映画制作は撮影・編集はほとんど自前でこなし、「音専門のスタッフ」は大概の場合いない。そんなチームが制作の佳境に入った段階で撮り直しのきかない「音のクオリティ問題」に出くわすケースは少なくありません。

整音を担当させていただいたドキュメンタリー映画を紹介します。

「74歳のペリカンはパンを売る」

 ペリカンいう2種類のパンだけを販売し、繁盛しているという浅草の老舗店舗を取り上げたドキュメンタリー作品(ポルトレ制作)です。そこで働くオーナーや職人、お客様はもちろん、機器のメンテナンス業者、地元のカフェオーナーなどから、生の声を長期間取材することでその稀有なパン屋の魅力、浅草ならではの空気感を伝えています。どなたもそのパンへの愛情にあふれ、出演者はみな雄弁にその思いを語ります。下町の叙情的な風景を切り取った映像も魅力的です。

 

ドキュメンタリー映画はスタジオ外での現地撮影がほとんど

 現実を扱うドキュメンタリー映画はハンディカメラで生々しい映像が特徴です。設備が整ったスタジオでの撮影とは空気感が違います。もちろん音声も実際の現場で収録されるため、防音された部屋で収録されるわけではなく車のエンジン音を代表とする街の喧騒なども丸ごと収録されてしまいます。台本があるドラマと違い、とてもいいインタビューの途中にノイジーなバイクの音が入ってしまうことがあります。上記の映画も例に漏れず、パン屋の店頭、工房(機械の動作音)などコメントが入る場面でそれらの環境音とのバランスに問題が生じるケースがあったようです。

映画館で大音量で流したとき、それらのバランスが取れているか否かで作品自体のクオリティも大きく左右します。どうしても妥協できない箇所があったとのことで、それらの音声素材を整える(整音)作業依頼をいただきました。

 

様々なオーディオ問題を分析&解決するレストレーション・ソフトウェア

 僕は様々なユーザーから依頼いただく問題のある音源の改善をRX-6というアプリケーションで行います。すでに録音されてしまった音声を、RXの様々なエフェクトツールを用いて修復します。リンク先に代表的な機能を紹介していますので興味のある方は読んでみてください。もちろん万能ではないのですが、以前では考えられなかった驚くべき音声修復を可能にしています。

<そんな音質補正技術の解りやすい実例動画>

上記はRX-3を利用したビフォーアフターサンプル。ライブ中の客席からの「ヒュー」という口笛を除去しています。こういった修復技術を利用して、撮影に混入した「ブーン」という自動車のエンジン音などを軽減する処理に応用します。周りの音と比較して「はっきり違う音」はかなり綺麗に消せますが、周りの音に混ざり馴染んだものはここまで綺麗に取れないことも。現在は毎年のように新機能が追加されているRX-6が最新バージョンです。

ある程度自動処理してくれる機能も年々進化がありますが、やはり丹念に混入している音を聞き取り、ツギハギ感が出ないよう自然に仕上げるにはいい耳と根気、多くの経験値が必要です。

 

(まとめ)自前で全部やろうとすると面倒な整音

 映画にかかわらず、野外ロケを素材として作品を制作される方は導入検討したいところです。音は目に見えないので感覚値を磨くのに一定期間の経験値が間違いなく必要です。また、作品レベルの仕上げを行うのなら、きちんとした高解像度のモニタースピーカーも重要になります。同じソフトを使ってもクリエイターにより、最終的な出音に差が出るもの。自前購入して地道に経験を積むのももちろん良いですが、そんなの面倒臭い、音なんてどうでもいい、ソフトを覚える暇がない、といった方はHybridsoundreformの活用を検討ください。お問い合わせをお待ちしております。

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最後までお読みいただきありがとうございました

音楽Hi-TeQ

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