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  • iPhoneボイスメモ:聴き取りにくさを解消する効果的な改善策

    iPhoneボイスメモ:聴き取りにくさを解消する効果的な改善策

    iPhoneのボイスメモアプリは、日常のさまざまなシーンで非常に便利です。しかし、時には録音した内容が聴き取りにくいという問題に直面することがあります。ここでは、そのような状況を改善するための対策を紹介します。

    録音環境の改善

    静かな環境を選ぶ

    周囲のノイズが多い場所で録音すると、音声に雑音が入って聞き取りにくくなります。できるだけ静かな環境を選ぶことが重要です。日頃、友人と入るコーヒーショップやファミレスなどはその場では良く聴こえている会話でも、録音してみると周囲の会話やBGMなどびっくりするほどノイズが入っています。

    カフェでの会話

    録音時には、できるだけ静かな環境を選び、内蔵マイクや外部マイクを正しく向けることが重要です​​。裁判モノのドラマなどでバッグに入れた録音機シーンがあったりしますが、あのような使い方では綺麗に録音するのはほぼ無理。

    安価なICレコーダーやスマホで会話録音する場合は最大でもマイクから会話者まで100cm以内で録音するのが鉄則です。(政治家が囲み会見されているときの記者から伸ばされた手の位置)

     

    マイクの向きを意識する

    iPhoneマイク位置
    内蔵マイク位置

    iPhoneには複数のマイクが搭載されています。録音する内容に合わせて、適切なマイクを選ぶようにしましょう。

    • 内蔵マイク: 近くに音源がある場合は、マイク穴を音源に向けましょう。
    • 外部マイク: より高音質な録音には、外部マイクを使うのがおすすめです。
    • Lightning端子接続マイク: 高音質な録音だけでなく、長時間録音にも対応しています。

    録音ファイル形式の設定

    音質: 高音質で録音したい場合は、「ロスレス圧縮」を選択しましょう。ただし、ファイルサイズは大きくなります。

    サンプルレート: 人間の可聴帯域である44.1kHz~48kHzが一般的です。

    関連記事「重要な会話の録音は非圧縮かロスレス圧縮ファイルで」

     

    録音ファイルの名前変更と検索

    分かりやすい名前をつける

    録音した日時や内容が分かるように、ファイル名に適切な名前をつけましょう。例えば、「20240211_会議メモ」「20240212_講義_〇〇先生」のように命名すると、後から目的のファイルを見つけやすくなります。

    文字起こしの利用

    音声認識機能

    iPhoneには、音声をテキスト化する「音声認識」機能が搭載されています。聞き取りにくい部分や、後で内容を確認したい場合は、文字起こしを活用しましょう。

    文字起こしアプリ

    より精度の高い文字起こしを求める場合は、専用のアプリを利用するのもおすすめです。

    ノイズのカット

    iOS 14以降の機能

    iOS 14以降では、ボイスメモアプリにノイズカット機能が追加されました。不要な背景音を軽減し、音声の聞き取りやすさを向上させることができます。ただしあくまでも簡易自動処理されるため、酷いノイズには対応できません。

    ノイズカットアプリ

    より高度なノイズカット機能を求める場合は、専用のアプリを利用するのもおすすめです。

    専門的な音声編集

    プロ用ノイズ除去アプリRX

    音声編集アプリ

    上記の方法を試しても改善されない場合は、専門的な音声編集アプリを利用して、音質調整やノイズ処理を行うことができます。ただし、こちらは使いこなしに一定以上のスキルが必要です。

    音声編集サービス

    自分でノイズ除去編集するのが難しい場合は、音声編集サービスを利用することもできます。ただし、素人に毛が生えた程度の個人クリエイターや、適正価格以上に高額な業者も存在します。私が運営するHybrid Sound Refoem.comでは事前に無料で改善効果が試すことができ安心してご利用いただけます。

    まとめ

    iPhoneのボイスメモは、ちょっとしたメモから重要な会議の録音まで、幅広い用途で活用できます。今回ご紹介した方法を参考に、音質を向上させ、効率的に整理することで、ボイスメモをより便利に活用しましょう。

     

  • マドリード国際映画祭2023でベストサウンドデザイン賞を受賞

    マドリード国際映画祭2023でベストサウンドデザイン賞を受賞

    マドリード国際映画祭2023で受賞

     

     

    ハイブリッド・サウンドリフォームを運営している山川@HSR_YBです。

    2年ほど前にお仕事として参加させていただいた自主制作映画作品、

    岡崎育之介監督作による「安楽死のススメ(邦題)」

    が、マドリード国際映画祭2023にてベストサウンドデザイン賞を受賞しました。

     

    【主人公が”沖縄二泊三日安楽死ツアー!!”に参加するコメディ映画】

    日本人男性の平均寿命が81.4歳。 今の俺が27歳。てことは残り54年てこと。 ちょうど三分の一にきたってこと。 もう三分の一が終わったってこと。で、残り三分の二が、これまでの三分の一より楽しい確率なんてかなり低いと思うんだ。だって、最初の三分の一面白くない小説、その後最後まで読まないでしょ? 大体の人がもうそこでやめるよ。「あ、もうこれ読まなくていいや」って。 じゃあもう、そこでやめた方がいいな、って思って。 早いうちに閉じちゃった方がいいな、って思って。 ──だから僕は、死んでみることにした。

    ◆あらすじ◆ 主人公・正は死ぬことにした。 友人や相談窓口、自殺防止支援団体など様々なところに出向くが、皆一向に止めるばかり。そうじゃない。僕は自分で選んで、健全に死を選ぶんだ。集めたチラシをふと見ると、「沖縄二泊三日安楽死ツアー!!」という文字を見つける。正はツアーに参加するため、友人に “片道料金” の金を借りて沖縄へと旅立つ。そこで出会った安楽死推進団体「桔梗の会」代表・雨野川。そして、ツアーのもう一人の参加者・氷川。 彼らと時間を共にし、正は「死とはなにか」に向き合っていく。ツアー最終日、正はついに安楽死の飲み薬を前にする。正はそれを飲み、本当に自分の人生の終わりを選ぶのか。それとも、ツアーの参加をとりやめ、生を選ぶのか。 死ぬこととは。生きることとは。そして、命とはなにか。生きとし生けるすべての者に対峙する、美しき人間賛歌。

     出演: 石原滉也 田中陸 海老沢七海 岡﨑育之介 中山慎吾 齊藤隼平 宮本伊織 義山真司

    川島隆生  轟雅子

    音楽:永太一郎 撮影:佐藤里央 助監督:中村光寿 整音:山川貴基 協力:神原健太朗

    監督/脚本/編集:岡﨑育之介

    ※Official YouTube予告編より転載

    国際映画祭におけるサウンドデザイン賞とは?

    国際映画祭における最優秀サウンドデザイン賞は、映画の音響と音楽に関連する技術とクリエイティブな要素を評価し、優れたサウンドデザインに贈られる賞。この賞は、映画の音響効果、音楽、ダイアログ、環境音、録音技術、ミキシング、編集など、映画の音声に関するあらゆる側面を対象としています。

    以下は、最優秀サウンドデザイン賞に与えられる要因と評価基準の一般的な例:

    1. 音響効果と環境音の創造性: 映画の中で特別な効果音や環境音をどのように創り出し、物語やシーンにどのように組み込んだかが評価されます。例えば、戦闘シーン、サイファーアクション、SF映画などでの特殊効果が含まれます。
    2. 音楽の選曲とオリジナル楽曲: 映画の音楽は、映画の雰囲気や感情を伝えるために非常に重要です。賞は、音楽の選曲や映画に特別に作曲されたオリジナル楽曲にも注目します。
    3. ダイアログのクリアネスとリアリティ: 映画内のキャラクターのダイアログがクリアでリアルであることが評価されます。観客がキャラクターのセリフを明確に聞き取り、感情を共有できることが大切です。
    4. 音響ミキシングと編集: 音声要素のミキシングと編集技術も評価されます。音楽、ダイアログ、効果音などがバランスよく組み合わさり、映画全体のサウンドトラックが一体となることが求められます。
    5. 技術的な革新とクリエイティビティ: 最優秀サウンドデザイン賞は、技術的な革新やクリエイティブなアプローチを高く評価します。例えば、新しい録音技術、音響処理、3Dサラウンドサウンドなどが取り入れられた場合、その影響が評価の対象となります。

    これらの要素が組み合わさり、映画のサウンドデザインが優れていると認められた場合、最優秀サウンドデザイン賞が贈られます。映画制作においてサウンドデザインは重要な要素であり、賞はその重要性を認識し、優れたサウンドデザイナーとそのチームを称えるものとのことです。

     

     

    私が担当した整音・効果・ミックス作業

    作品のクレジットには「整音」担当となっています。上記で説明した評価基準で用いられた項目では

    3:ダイアログのクリアネスとリアリティ

    こちらが最も作業分量が高かった項目です。セリフを捉えていたピンマイクやガンマイクはほぼ全ての音声素材に手を入れました。またこの作品は監督処女作ということもあり、創作の勢いのまま音声スタッフなしで撮影をアクティブに進めたとのことで、ピンマイク数も限られ、シーンによってはガンマイク1本がメインになる部分もありました。

    野外ロケも多いため、多くのセリフには環境音も混じっており、信じられないくらい細かな処理を繰り返しています。

    また、1:音響効果と環境音の創造性

    についても、臨場感を決定づける環境音についても作品全体の品質をコントロールしました。ガンマイクから拾った環境音の適正な整音処理を施し複数素材のバランスを考慮したミキシングがなされています。

    街中や室内、海岸沿いのロケが中心であり、特殊な音響効果は必要ありませんが、演技の心情やリアリティーを高めるためのコントロールが必要であり、その場でセリフとともに収録されたガンマイクから入る環境音の整音バランスを取りながら、各所で新たな合成音を付け足したり響きを足したりという絶妙なバランスでのミキシングを行ないました。

    クライマックスシーンでの焚き火や激しい波の音、その中で印象的な台詞の説得力を高めるための工夫が随所に盛り込まれています。

    またコミカルな要素もある作品のため、あるシーンでは役者さんの声にコミカルなエフェクトも足して遊び心も演出させていただきました。

    これからどこかで作品を観劇される方もおられるかもしれませんので詳しくは記しませんが、ちょっと反則技的な台詞差し替えなども実は行なっています。

     

    「映画祭に向けた整音・MAのおすすめ手順はこちら」

     

    ワールドクラスの音声エディターが外注いただけます

    私は一度もポストプロダクションには所属したこともない、プロ側の人間から見れば怪しげに映る独立系サウンドエンジニアかもしれません。ふと脱サラして独自の音質改善サービスで生計を立てています。通常は素人が録音したボイスメモなど、プロが滅多に耳にしないような粗悪な音源を日々修復しています。

    元々、映画は趣味で観劇する程度でしたがiZotopeRXアプリを中心とした高度なノイズ除去や音声修復をこなすうちに、映画監督や関連プロデューサーから声をかけられ、ドキュメンタリーや自主制作映画作品に携わるケースが増え、今に至ります。

    世界中から数百のエントリーがあったであろう国際映画祭で音づくりでを最高評価いただいた作品に携われたことは、大きな自信になりました。最近は劇場公開用の5.1chサラウンド編集も対応開始しました。ぜひ映画制作をされている方からのお仕事のオファーをお待ちしています。

    ハイブリッド・サウンドリフォーム・ドットコムのオフィシャルサイトよりお気軽にお問合せください。

     

  • 映画祭出品作品の整音とミックス

    映画祭出品作品の整音とミックス

    ハイブリッドサウンドリフォームの山川@hsrです。音声修復サービスを生業としているため、ありとあらゆるネガティブな音源ソースを扱っていますが、最近では自主制作系の映画コンテンツを手がける機会が増えています。

    ドキュメンタリー作品はもちろんラベリアマイクを使用してのドラマタイプの映画も手がけています。ショートムービー以上の長尺映画もこのところ年に数本手がけています。

    映画制作

    整音作業と紐づいたミックス作業

    複数マイク同録の作品だと各マイクに混入する環境音(ノイズ)のサジ加減をコントロールしての作業になるため、結果ミックスまでをお手伝いするケースが大半。後からアフレコでセリフを差し替えたり、BGMの調整や効果音の合成までもちろん対応。作品の最終工程としての質感・音圧を整える作業も行います。

     

    音声編集のスキル引き出しが必要な映画コンテンツ

    私は日常的にノイズ除去はもちろん、音楽作品のミックス(あらゆるエフェクトを大胆にコントロールしてクリエイターの音作りのイメージを具現化)やマスタリング(ミックスで仕上がった音楽作品をどんな再生端末でも心地よく再生するための緻密な仕上げ作業)を担当するなど、映像作品に留まらず、多様な編集スキルを持ち合わせています。

    また日常的に動画編集(舞台など記録映像が中心)もプロとして行っており、リアルとデフォルメを成立させる絶妙なバランス感覚があると考えています。

    単にネガティブなノイズを整音するだけではなく、演者の声を音楽作品のボーカルトラックをミックスするように役者の声の魅力を存分に引き出す意図で作品に携わります。

     

    アンビエンス(背景音)のコントロール

    特にワンカメ(ガンマイクのみ)スタイルのドキュメンタリーは人の発言以外の現場音のコントロールが簡単ではありません。現場の臨場感を殺さず、無駄な音だけを軽減、除去する上手な嘘のつき方が重要。時には全然違う、環境音を合成することも。

    視聴者を映画に没入させるには細かくこれらをコントロールが結構大事です。どこか一点でも素人っぽさを感じさせてしまったら無意識下で作品クオリティを判断されてしまいます。

    限られた予算での映画制作はカメラマンが1名のみだったりすると、ワンシーンにおいても複数画角で撮影するケースも少なくありません。RECを止めると、再開した時の周囲の音が微妙に変わってしまい、現場音が不自然な繋がりになってしまうこと日常。これらのあしらいも違和感なく繋げる技術は必須です。

     

    上映会後に視聴者からフィードバックされる音質クオリティ問題

    クラウドファディングで映画制作し、支援者へのリターンに上映会を行うケースがあるようです。上映会を行うと観劇したお客さんのアンケートで音質について指摘を受けることもあり、上映会を経て映画祭出品対策として当方に整音依頼いただくこともあります。

    2021年にお手伝いした佐藤陽子監督による「ふたり~あなたという光~」という作品もそのパターン。上映会でのアンケートで演技シーンの一部のセリフが聞こえづらかったというご指摘があったそうです。

    録音を行ったクリエイターさんのスケジュールが抑えられなかった事情もあるようですが、当方に依頼がありました。家族の食卓シーンでは5人同時にピンマイクが録音されるのですが、声の大きな役者さんの他の演者さんへの「マイク被り」の音声コントロールはなかなか大変でした。

     

    私が整音処理・ミックス調整をしたのち、改めて出品した映画祭「神戸インディペンデント映画祭2021」にてグランプリを獲得。そんな作品に携われて嬉しい限りです。

    (参考リンク)その他整音やミックスをお手伝いした映画作品

     


    音クオリティコスパ最強を目指しています

    例年この時期(1月頃)から「ぴあフォルムフェスティバル」など人気映画祭に向けて準備している監督さんも多く、お仕事の依頼が重なる時期。

    価格の安さは売りにしておりませんが、コスパ最強と思っていただけるため日々精進しております。既に映画作品用にスケジュールを押さえている案件もございますので早めにご相談ください。

    小規模でもクオリティにこだわる映画監督からの依頼をお待ちしています。

     

    整音・ミックスの依頼はオフィシャルサイト「ハイブリッド・サウンドリフォーム」よりコンタクトをお願いします。

     

     

     

     

  • ノイズ除去プラグイン Waves  Clarity Vx  PROの感想

    ノイズ除去プラグイン Waves Clarity Vx PROの感想

     Waves  CLARITY

    ミックスマスタリングや各種動画の整音サービスを運営している山川@HSR です。
    2022.3月にプロアマ問わずユーザーが多い人気プラグインメーカー Wavesよりノイズ除去に特化した Clarity Vx PROと廉価版のClarity Vx が発売となりました。メーカーのプロモーション動画を見試聴して興味を持ち、購入して試してみた感想です。

    (さらに…)

  • ボイスメモのノイズ除去・明瞭化|本当はやりたくない10の理由

    ボイスメモのノイズ除去・明瞭化|本当はやりたくない10の理由

    ICレコーダー


    音質改善サービスを運営しているサウンドリフォームの山川HSR_YB@です。
    コロナ禍で定期的に受託していた動画編集の仕事が激減してますが、本業の音質改善サービスは
    比較的順調に成長。中でもボイスメモデータのノイズ除去・明瞭化依頼はニーズがなくなりません。

    自分は音楽のレコーディングエンジニアを目指して専門学校に入学するも、在学中に才能ある友人に触発されバンドで人生を狂わせた(笑)音楽畑の人間。仕事で伸ばしていきたいカテゴリーは映画の整音や音楽作品のミックスマスタリングです。

    ボイスメモデータの音質改善依頼はキラキラした映画・音楽のエンタメコンテンツとかけ離れ、裁判や揉め事などのダークサイド案件が中心。世のため人のために役立つとはいえ、ぶっちゃけサービスとしてあまり強化したくないカテゴリー(笑)。そんな理由についてまとめたいと思います。

    ・抜本改善できない確率が50%

    僕が運営する音質改善サービスでは年間100本以上のボイスメモを扱います。いずれも「録音した会話が聴き取れない」というお悩みをクライアントからお預かりする音源の大半は雑音がひどかったり、ボリュームが小さくて聴こえなかったりするもの。

    ハッキリ言って私のような専門プロでも改善できないケースが40%前後。そのため、音源をお預かりして無料でサンプルを作成し実際に改善できるかどうかを試してからお見積するシステムを採用しています。

    実作業よりも改善するためのレシピを策定のほうがずっと手間暇がかかる割に、約半分は無駄な仕事に終わってしまいます。ビジネスとしてはロスが大きいのが現実です。

    ・録音内容が重い

    揉め事で気が重い

    冒頭でも触れましたが、音質が悪いボイスメモデータをお金をかけても聴きやすくしたいというニーズは、離婚やいじめ、セクハラ、解雇に伴うトラブルなど、人間同士の揉め事(裁判)に絡むケースがほとんど。もちろん、揉め事以外でも新聞記者が反響の多い講演会場で取材用に録音したデータや重要会議の議事録など、別ケースもありますが比率は少なめ。

    サスペンスドラマのように切迫したシーンは滅多にありませんが、話半分で聞き流しつつも内容は確実に耳に入り、クライアントが当事者だと心が重くなりがちです。裁判を有利に進めるにあたり、決定的な重要ワードを取り出すミッションは切実です。

    ・スカスカの圧縮データばかり

    録音に詳しくない人が話し合いの会話を録音しようと思ったら、小さめのICレコーダーやスマートフォンのボイスメモアプリを使うことが大半。試し録りして再生されれば問題ないと思うもの。しかし、後で再生してみるとノイズだらけで全然内容が聴きとれません。人間の耳は話し相手に自動フォーカスして聴き取っているからです。

    首相の囲み会見で腕を突き出す新聞記者のようにレコーダーのマイクから口元まで50cm以内の至近距離で録音しないとクリアな音声を録音できないという、知識は一般人にはありません。

    その結果、会話内容が聴きとれないという相談をいただくのですが、音の悪いデータを編集しようとする時、問題になるのがデータの質です。

    圧縮音源と非圧縮音源

    音声データは大きく分けると圧縮音源と非圧縮音源が存在します。
    例えばmp3は圧縮音源、wavは非圧縮音源です。

    圧縮音源は記録容量を節約できるため、大量な音楽データを持ち歩きたいとかいうシーンに便利です。しかしミュージシャンが録音した時点では解像度の高い高音質データを仕上げたのち、データを間引いて利便性を高めているのです。

    以下パナソニックICレコーダーのスペック表↓↓

    音声ファイル方式による容量の違い

    例えばICレコーダーでは
    長時間モード=mp3  高音質モード=wav(上記表ではPCM-44.1kHz)
    と、設定によりメモリー内で録音できる限界値が変わってきます。

    綺麗に録音できていれば長時間モードのほうが便利なので素人がこちらのモードを使ってしまいがちです。

    音質が悪いデータを精度高く改善できるのはデータ密度が高い非圧縮音源です。

    上のスペック表でも分かる通りPCM-44.1kHz(wav)と比べ最も軽量のMP3-64kbpsでは
    データ量が22.4倍も差があります。非圧縮データと比べ、大量にデータが間引かれたスカスカという音源ということです。

    スマホ世代は目にする機会は少ないかもしれませんが、ガラケー時代によく見かけたデータ量が小さな写真画像を思い出してください。解像度の粗い画像を引き延ばしても、モザイク状になるだけで拡大できないという体験をした人は多いはず。

    音声ファイルも同じようにデータ量がスカスカだと、あとから編集しても綺麗にできないという原理は同じ。iPhoneのボイスメモアプリ設定でも、ロスレス設定モードがあるので、重要会話は必ず音質のいいロスレスモード録音することをお勧めします。


    ・クソ長いデータは怪しげ

    長時間録音データ

    4~8時間を越えのクソ長い録音データをご要望いただく機会もあります。サービスでは原則として3時間越え音源はお断りしています。中には裁判で争う経営陣と原告側の弁護士が会議室で長時間話し合いしているケースも場合もあり、そういった場合はお受けするときもありますが、クソ長い録音データの多くは隠し録り。

    ある意味、盗聴のような行為に当たるのでこのような音源はほとんどお受けしません。配偶者の浮気を疑うパートナーが、部屋に録音機を仕掛けていたりします。部屋に設置した場合は、前項「非圧縮データじゃない」で説明したように、会話者の口元から50cm以内で録音できるケースがほとんどありません。

    また、録音機の設定も長時間モードの圧縮音源のためデータがスカスカ。

    ・人間の口元からマイクまでが遠い
    ・データの解像度が低い

    と、いうことで改善できないケースが90%です。オマケに3時間越える音声データは編集ソフトでの扱いも簡単ではなく、
    編集状態にするだけでも面倒だったりします。

    職場でのパワハラやいじめ現場を盗聴して証拠に残そうという方も多いようです。こういった案件はなるべく弁護士を通じたものではないと怖いのでなるべくお断りしています。また、そんな録音を依頼する方に限って中身をよく聞かず丸投げしようとする方が多いのも特徴。音声調査でも解析業者ではありません(笑)。

    ・耳が痛い

    会話が聴き取れないというボイスメモは様々なパターンが存在しますが、多くの場合、全体的なボリューム感、音圧感を上げる必要があります。会話より周囲のノイズが強い場合、ボリュームを上げるとノイズが持ち上がり非常に耳障りです。

    ・「ガタン」とモノが当たる音
    ・ポケット内の布擦れ「ガサガサ」というノイズ。

    大きすぎる打撃音などは耳を傷めないため、作業の準備段階でピンポイントで消し込みをして対処。そういったノイズが無数に入っている音源では全部除去するのも困難、そんな状態での長時間作業はストレスが半端ありません。

    ・作業が楽しくない

    映画の整音作業や音楽作品のミックスマスタリングのお仕事をする機会も多いですが、それらのエンタメコンテンツは膨大な作業量だとしても、作品に磨きをかける工程の一端を担うことから、「心踊る」瞬間があります。しかし、ボイスメモ音源は人様のプライベートを覗きみることになり内容もヘビーだったりします。なるべく詳細内容には触みこまず、会話状態をクリアにするミッションだけを黙々と行うのですが、言うまでもなく楽しめる内容は滅多にありません。

    クライアントから裁判を有利に進めるにあたって、重要な特定ワードを指定され、なんとかクリアにするという作業を行うこともあります。そういう場合は内容に踏み込んでの作業になるので神経を使います。

    音楽や映画など、情熱が込められた作品を作るための作業とはメンタルに雲泥の差があります。

    ・ITリテラシー低い人の対応が面倒

    IT音痴な人

    僕が運営する音質改善サービスは集客の90%がホームページ経由。スマホでググれる方ならサイトを発見し、ご依頼いただけます。

    しかし、PCを所有していなかったり(ICレコーダーからデータを移動できない)Webデータストレージサービスの仕組みを理解されていない方や、スマートフォンのボイスメモを転送できない主婦やシニア層からの相談もあります。

    少人数で運営していることもあり、大手サービスのようにお問合せ段階から、そういった顧客を相手するコストを割くことができません。また、音声・動画データを扱うサービスの為最低限の知識がない場合はそのような問い合わせ者をフィルタリングしています。

    救済措置として割高な設定ですが「ボイスレコーダー全部お任せプラン」という、レコーダー本体をお預かりするプランも用意しています。

    ファイル共有をスムースにするため、詳しくない方にも丁寧に説明した記事もご案内しています。

    (PC)ギガファイル便でのアップロード方法
    https://www.hybridsoundreform.com/upload-eazy

    (スマホ)グーグルドライブでの共有方法
    https://www.hybridsoundreform.com/voisememo-kyoyu

    しかし、それでも電話応対を強要される方がいます。

    電話を強要される方の多くは話術に長け、なし崩しに自分のペースに持って行く方が多いと感じます。他人のプライバシーに関わりそうなデータを扱っているため、原則的にはログが残るメールにてやりとりさせていただいてます。


    ・メンタルが不安定

    営業サイトでは電話番号を公開していません。(よく探すと見つけられます(笑))公式のサービスポリシーにも電話対応の強要をお断りしています。IT音痴の方をフィルタリングする意図もありますが、以前は対応していました。

    しかし、裁判や浮気調査、セクハラ、パワハラなど怨恨に伴う案件に絡んでいる本人から電話をもらった場合、メンタルが不安定な方は通常対応が困難です。

    改善できないと当方がギブアップしているデータをしつこく修正要望したり、事実をねじまげる不当な編集を要望されるケースもありました。実際、第三者の僕が聴いてもげんなりしてしまう会話などもあるので、当事者の負荷は相当なものだと想像します。

    メールの雰囲気がおかしな方は、本契約前になるべくお断りするようにしています。

    また、幻聴が聞こえてしまうような、精神的障害を持つであろう方から「何も聞こえない数時間の環境音」を解析してほしいと頼まれる機会もあります。そういった場合は、やんわりとお断りしています。


    ・クチコミ展開しない

    貴重な証拠になりえるボイスメモの音質をクリアに改善できた場合、とても感謝されます。本当はやりたくないカテゴリーでも、世のため、人のために役立てていると感じられる瞬間です。

    いいサービスであれば口コミで広がっていくのが一般的ですが、ここまで説明してきたように、裁判や離婚、セクハラ、パワハラなどネガティブな案件の場合はそんなことをわざわざ他人に口外することはありません。

    サービスとして各種SNSも運用しており、多少の宣伝効果を期待しています。音楽や映画の場合は公開された作品リンクなどを参照し、僕が手掛けた作品としてシェアすることも可能です。しかし、ボイスメモ音源の場合、事例を公開できないのは言うまでもありません。

    良いサービスはかならず利用者から口コミが広がるものですが、このカテゴリーにおいては感謝されるサービスでありながら、横展開しづらいのはビジネスとして非効率的です。


    ・ボイスメモ データは犯罪利用される可能性がある

    素人が録音したボイスメモは恐喝などの犯罪に使われる可能性も含んでいます。お問い合わせいただいた時点で、こちらからサービスポリシーをお送りし同意いただいた後、音声サンプルを作成する流れをとっています。

    飲食店で偶然鉢合わせた芸能人の会話の隠し撮り、など盗撮行為に近い案件の相談をいただくこともあり、お引き受けできない音声データとして下記のような項目もサービスポリシーに入れています。


    ・依頼者に関連のない第三者による盗み撮りや恐喝等、犯罪転用が想定される内容

    こういった文言を送りつけ承認いただくことにより、フィルタリングがかかり、少しでもやましいと感じた方からの問い合わせはそこで断絶します。

    最近は多くのトラブルを扱う弁護士事務所からリピート依頼いただくケースも増加してます。社会的信用を持つ第三者が入っていただくと、安心してサービス提供できます。

    まとめ

    以上が「ボイスメモのノイズ除去・明瞭化|本当はやりたくない10の理由」でした。
    特定の人にとって役立つサービスである反面、効率はあまり良くありません。そのため大手が参入しにくいという側面もあるかもしれません。

    好きな音楽や映画の仕事が手一杯になったら、事業売却も検討したいと思いますが、コロナ禍でエンタメ業界もこの先どうなるか読みづらいのが現状。生き抜くためにもう暫くは頑張ってサービス提供するしかありません。

    雑音除去においてはいつもGoogle検索トップに広告表示されている競合他社も存在します。
    どうしても電話対応を強要する方はそちらを案内してしまうこともあります。
    料金はそれなりのようです。お見積されたクライアントから相談を受けることもあります。
    汚れ仕事の要素も含め、当方も以前よりはしっかりとした見積をお出ししています。しかし、原則は改善に伴う作業工数や納期などに連携した適正な見積価格を提案しています。

    ボイスメモのノイズ除去・明瞭化サービスを受けてみたい方がいらっしゃいましたら
    音質改善専門の営業サイトHybridsoundreform.comまでお気軽にお問合せください。

     

  • 自撮り動画(iPhoneSE)の雑音はどこまでクリアにできるのか?

    自撮り動画(iPhoneSE)の雑音はどこまでクリアにできるのか?

    自撮り動画(iPhoneSE)の雑音はどこまでクリアにできるのか?

    音声データのリフォームサービスを運営している山川です。最近になってよくご相談いただくのがロードサイドでの動画や録音物。

    煽り運転が社会問題になり、ドライブレコーダーが多く普及しました。

    車同士が人的トラブルに発展した場合、証拠物として事件解決につながることから、ボイスメモやスマホ動画でそのやりとりを記録する方が増加しています。

    車同士のトラブルは道路上がほとんど

    車同士のトラブルは当たり前ですがほとんどの場合、路上で起こります。(駐車場というパターンもある)そのため、道端に両者の車を止めてのやりとりになります。

    通行量の多い幹線道路だと、車がビュンビュン行き交い、動画や音声データは多くのノイズが混入。証拠になる会話自体が聴こえづらいという問題が起こります。

    止めた車に装着されたドライブレコーダーが拾った会話を
    クリアにしてくれ
    というご相談も頂くことがあります。(マイクから遠い会話は改善できないケースがほとんど)

    自撮り動画の背景ノイズはここまできれいになる

    さすがにトラブルの案件を拝借してサンプル使用許可はいただけません。私自ら通行量の多いロードサイドで自撮り動画をiPhone SEで撮影し、ビフォーアフターの動画を作成してみました。

    ボリュームを上げてご覧ください。

    iZotope RX8 Advancedによる最新のノイズ除去

    上記の動画はiMovieなどに付属しているノイズ除去アプリを簡単に使用しているわけではありません。

    iZotopeRXの最新モジュールを複合的に処理設定。大きなエンジン音や風切り音を場所ごとにピンポイント処理しています。

    サンプルということで、やや極端に背景ノイズを処理したのもあり、少し声のエッセンスに変化があります。

    裁判や係争に活用ではなく、自主製作映画やYouTubeコンテンツを作成の場合はもう少しノイズカットを緩やかに設定し演者の声をより自然に仕上げることも可能です。

    撮り直しが効かない雑音軽減させたい動画・音声データがございましたら、下記リンクよりお気軽にご相談ください。

    音声・動画の整音やノイズ除去「ハイブリッド・サウンドリフォーム」

  • 咳やくしゃみを除去したい音鉄さんのお手伝い

    咳やくしゃみを除去したい音鉄さんのお手伝い

    音声修復やノイズ除去等、音質改善サービスを運営している山川です。最近お手伝いする機会が増加中なのが音鉄さんの音源や動画です。

    電車内

     

    当方は映画作品の整音作業を手がける機会もありますが、使用される音声の下処理で多く用いられるのがiZotope社のRXというアプリケーション。ハリウッド映画を手がける超一流のポストプロダクションやプロミュージシャンのレコーディングでは定番であるPROTOOLSに連携し、オーディオ修復の分野では圧倒的シェアで活用されています。

    世界最先端ツールでも万能ではありません

    すでに録音済みの音声データから特定音を軽減したり除去するにはある程度の制約があります。ここではディティールにこだわる音鉄さんからのリクエストに「バッチリ対応できた処理」と「改善が難しかった処理」事例を紹介します。RX購入検討している音鉄さんにも参考になればと思います。

    一口に音鉄といっても鉄道関連の録音物は多種多様。ただし、電車や駅が録音(録画)対象になるので大きく分けると電車の外(駅)か電車内。いづれのケースも広義ではフィールドレコーディングに属するため、目的の鉄道車両やモーター音以外の様々な音が混入します。

    除去希望があった音の事例とその改善難易度について

    ここから先はクライアントから除去希望があった音の事例とその改善難易度について紹介します。

    くしゃみ・咳の除去(難易度B+)

    電車内での録音では居合わせた乗客の発する音が情緒を崩してしまうため、クライアントからよくある依頼は「くしゃみ」「咳」の除去。

    RXではSpectral Repairというモジュールでこれらの音を除去します。このモジュールは除去したい音の前後の音声成分を解析し、リシンセサイズ(再合成)します。そのため、前後部分の素材状態や除去したい音の長さによって改善精度が違ってきます。前後素材を判断するため収録時の非圧縮データ利用が鉄則です。既にMP4やMp3に変換されたものでは大きく精度が落ちます。

    残響が多い場所だと消し込むのが難しくなる

    くしゃみの場合は平均して0.8秒前後なので綺麗に処理するにはギリギリの長さ(これ以上長いと違和感が残りやすい)、残響のある場所(例えば地下ホームなど)だとワーンと長くなった分、消し込むのが困難になります。

    その場合はSpectral Repairだけではなく、ノイズが混在していない似たようなロケーションの素材をコピペしたり削れて欠落した部分の穴埋めにAmbience Match(バックグラウンドノイズを合成できるモジュール)を組み合わせての複雑な処理が必要となり、消し込み難易度が高くなります。

    「咳」が連続するとさらに困難に

    咳はくしゃみよりもリリースは短く、単発の場合はくしゃみより消しこみ処理が楽です。しかし、「コンコン」と連続する場合は前後素材の解析が不完全になり、別の時間帯から似た素材を切り貼りしないと不自然さを回避できません。

    人間の話し声(難易度A〜C)

    混ざり具合によって最も難しいのが人間の話し声

    駅のプラットフォームや電車内での収録に付き物なのは人間。公共交通機関の電車は過疎地にでも行かない限り、無人状態で録音するチャンスは少ないはず。音鉄マニアさんにとって必ず大敵になるのは他の乗客の話し声です。

    JK(女子高生)の集団などに出くわした音鉄さんは一目散に収録場所を変更すると想像します(笑)。鉄道音コンテンツにおける人間の声は限定された周波数域に混入するので軽減は比較的容易です。

    しかし、駅のアナウンスに消しこみたい乗客の声が被った場合や、会話のセンテンスが長かったりすると難易度が飛躍的に上がります。絡み具合によって軽減できない場合も多数。そういう状況下での会話除去はプロの私でも明確なメソッドがなく、常に試行錯誤の上で行なっています。

    RXのスペクトラムグラフを何倍にも拡大しながら除去すべく帯域を判断します。まるで内視鏡施術をするような繊細な編集が必要です。全体データのどこに「消しこみたい会話」が混入しているかで難度が大きく変化します。反対に「あっ」とか「いたっ」とか短いものは驚くほど簡単に除去できます。

     

    まとめ(RX導入判断について)

    上記はほんの一例ですが、iZotopeのRXは多種多様な音質補正が行えます。ただ、これまでDAWなどの音声編集経験のない方には敷居が高いアプリケーションであることは確か。

    最近では日本語によるチュートリアル動画もYouTubeに多く掲載されています。複雑な処理まで解説している動画は見当たりませんが、内容によってはワンタッチに近いオペレーションで劇的にノイズ処理ができたりすることもできます。

    導入するには以下の点をチェックが必須。

    1. ある程度のヘッドフォン、オーディオインターフェースの所有
    2. イコライザーを扱えるエフェクトの基礎知識
    3. 長期間に渡って試行錯誤する根気

    上記に懸念がないようなら、簡易版のElementや通常版から導入をオススメします。当方はRXを活用した多種多様な音質改善サービスを運営しております。プロアマ問わず誰もが利用でき、パソコンが苦手なシニア層の鉄道マニア(音鉄)さんの音源を処理することもございます。

    また、ZOOMなどでの遠隔オペレーション授業もお受けしますので、がっつり使い込みたいからからのご相談もお待ちしております。

    営業サイトからのお申し込みをお待ちしております。

  • 動画に混入したシャッター音ノイズはプロに頼めばかなり除去できる

    動画に混入したシャッター音ノイズはプロに頼めばかなり除去できる

    スマートフォンで手軽にできることから、一般の方でも動画撮影の機会は増えています。単に撮りためておくのなら気にもなりませんが、人に見せたりYouTubeに投稿したりするなら音質にも気を払いたいもの。

    有益な講演会や子供のピアノ発表会の動画撮影時、近くで写真撮影しているケースが多く、後で見返したとき、カメラのシャッター音が思ったよりうるさく、折角の動画を残念に感じたことはありませんか?    
        
    15年前なら不可能とされていた「シャッター音の除去」は現在の音声編集技術ではかなりキレイに除去できるんです。そんなプロの音声編集技術を紹介します。

    (さらに…)

  • 静岡が舞台の映画「Bond」の整音・効果をお手伝いしました

    静岡が舞台の映画「Bond」の整音・効果をお手伝いしました

    日々「ノイズが耳障りだ」「録音データの声が聴きづらい」「音割れを修復してほしい」など、プロアマ問わず問題のある音声を修復したり改善したり、音楽作品の制作サポートしたりしていますが、最近は自主製作系の映画の音声(整音や調音)をお手伝い機会が増えています。

    静岡青年会議所が制作したショートムービー「Bond」とは

    カリスマ美容師を目指す主人公が静岡を離れ東京への転職が決まる。そんなタイミングで入退院を繰り返す破天荒な母に翻弄されながら、病院で出会った大道芸人を通し変化する「心」を静岡の風景とともにみずみずしく描いたショートムービー。

    映画作品の整音・効果

    監督自らカメラを回す1カメ中心のドキュメンタリーに始まり、小規模なドラマの問題カット「お芝居中に混入したバイクのエンジン音除去など」の整音など、映画作品での整音をお手伝いすることが増えています。

    僕はプロアマ問わず様々な音声編集や音質改善を生業としており、ほとんど聞き取れない、ノイズだらけの耳障りな音源を相談されることも少なくありません。多くの人に観覧してもらうことが前提の映画は音もハイレベルな品質が求められ、映画に使用するカットの音声には細かなノイズ処理が必要です。特に野外ロケが多い作品は周囲の騒音対策やカットごとの違和感のないミックスが求められます。

    「効果」のクレジットは初めて。関根 俊夫 監督や編集担当の山本 彩加さんにサポートもいただきましたが、飲み屋でのガヤ音や港での船の汽笛・エンジン音など、あえて絵に必要な環境音を付加する作業は新鮮でした。

    AAFファイルをお預かりしての本格的なオーディオレストレーションとミックス

    この作品は釣りバカ日誌シリーズなどを手掛ける関根俊夫氏が、監督・脚本を手掛けるもの。元々、人口流出の問題に関連した町おこしのための動画配信等を目的としていたようですが、話が膨らみショートムービー制作へ移行したそうです。クラウドファンディングも利用し、予算的には小規模ながら裏方スタッフは最低限のクオリティを確保しています。その映画制作のワークフロー、品質の着地点を体感できたことはとても貴重な経験です。

    映画は収録した映像・音声素材( ピンマイクやアンビエンス音 )BGMや効果音、ナレーションなど複合的な要素があり、
    様々なノイズ除去や音質調整により作品のグレードが左右します。音楽作品のミックスマスタリング、ナレーションの補正など、当方のスキルが総合的に扱え、多くの作業が伴うものの、音職人としてやりがい満載でした。

    AAFファイルとは

    ノンリニア映像編集ソフト(Finalcut/premiere/ediusなど)内で使用しているオーディオトラックを情報を保ったままマルチトラックで書き出せるフォーマット方式。映像編集プロジェクト内のクリップ位置や音量、フェード情報も反映されており、MA・整音などの音響エンジニアに渡して作業するのに便利なメーカーを横断したファイル規格です。 映像編集のソフトから書きだし、MA・整音へ依頼するワークフローが小規模映画製作では一般的なようです。

     

    Premire proで編集した映画作品をMA外注する際に必須のAAFの出力

    大手スタジオに依頼しないコスパ重視の整音・ミックスなら

    ハイブリッド・サウンドリフォームはもともと素人コンテンツのノイズ除去やライブ音源のマスタリングからサービスをスタートしており、大規模なポストプロダクションスタジオを所有していません。しかし、最新の音響解析ツールなども駆使し、6畳部屋の5.1chシステムも導入。今では劇場公開作品も手がけています。

    NYのスタジオエンジニアもスキルを認める整音技術を持ち合わせております。今回は映画の音声マスターミックスも担当しました。ぜひ、コストパフォーマンスを追求するクリエイターからのご相談をお待ちしております。

  • 録音した合唱コンクールのノイズが気になる?|ハイブリッド・サウンドリフォーム

    録音した合唱コンクールのノイズが気になる?|ハイブリッド・サウンドリフォーム

    秋も深まるこのシーズンの恒例行事といえば合唱コンクール、学生を中心に様々な学校や地域のコンクールが開催されています。
    近年ではプロの映像制作会社に動画撮影を依頼し、毎年のようにDVDを作成する学校も増えています。

    (さらに…)