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  • マドリード国際映画祭2023でベストサウンドデザイン賞を受賞

    マドリード国際映画祭2023でベストサウンドデザイン賞を受賞

    マドリード国際映画祭2023で受賞

     

     

    ハイブリッド・サウンドリフォームを運営している山川@HSR_YBです。

    2年ほど前にお仕事として参加させていただいた自主制作映画作品、

    岡崎育之介監督作による「安楽死のススメ(邦題)」

    が、マドリード国際映画祭2023にてベストサウンドデザイン賞を受賞しました。

     

    【主人公が”沖縄二泊三日安楽死ツアー!!”に参加するコメディ映画】

    日本人男性の平均寿命が81.4歳。 今の俺が27歳。てことは残り54年てこと。 ちょうど三分の一にきたってこと。 もう三分の一が終わったってこと。で、残り三分の二が、これまでの三分の一より楽しい確率なんてかなり低いと思うんだ。だって、最初の三分の一面白くない小説、その後最後まで読まないでしょ? 大体の人がもうそこでやめるよ。「あ、もうこれ読まなくていいや」って。 じゃあもう、そこでやめた方がいいな、って思って。 早いうちに閉じちゃった方がいいな、って思って。 ──だから僕は、死んでみることにした。

    ◆あらすじ◆ 主人公・正は死ぬことにした。 友人や相談窓口、自殺防止支援団体など様々なところに出向くが、皆一向に止めるばかり。そうじゃない。僕は自分で選んで、健全に死を選ぶんだ。集めたチラシをふと見ると、「沖縄二泊三日安楽死ツアー!!」という文字を見つける。正はツアーに参加するため、友人に “片道料金” の金を借りて沖縄へと旅立つ。そこで出会った安楽死推進団体「桔梗の会」代表・雨野川。そして、ツアーのもう一人の参加者・氷川。 彼らと時間を共にし、正は「死とはなにか」に向き合っていく。ツアー最終日、正はついに安楽死の飲み薬を前にする。正はそれを飲み、本当に自分の人生の終わりを選ぶのか。それとも、ツアーの参加をとりやめ、生を選ぶのか。 死ぬこととは。生きることとは。そして、命とはなにか。生きとし生けるすべての者に対峙する、美しき人間賛歌。

     出演: 石原滉也 田中陸 海老沢七海 岡﨑育之介 中山慎吾 齊藤隼平 宮本伊織 義山真司

    川島隆生  轟雅子

    音楽:永太一郎 撮影:佐藤里央 助監督:中村光寿 整音:山川貴基 協力:神原健太朗

    監督/脚本/編集:岡﨑育之介

    ※Official YouTube予告編より転載

    国際映画祭におけるサウンドデザイン賞とは?

    国際映画祭における最優秀サウンドデザイン賞は、映画の音響と音楽に関連する技術とクリエイティブな要素を評価し、優れたサウンドデザインに贈られる賞。この賞は、映画の音響効果、音楽、ダイアログ、環境音、録音技術、ミキシング、編集など、映画の音声に関するあらゆる側面を対象としています。

    以下は、最優秀サウンドデザイン賞に与えられる要因と評価基準の一般的な例:

    1. 音響効果と環境音の創造性: 映画の中で特別な効果音や環境音をどのように創り出し、物語やシーンにどのように組み込んだかが評価されます。例えば、戦闘シーン、サイファーアクション、SF映画などでの特殊効果が含まれます。
    2. 音楽の選曲とオリジナル楽曲: 映画の音楽は、映画の雰囲気や感情を伝えるために非常に重要です。賞は、音楽の選曲や映画に特別に作曲されたオリジナル楽曲にも注目します。
    3. ダイアログのクリアネスとリアリティ: 映画内のキャラクターのダイアログがクリアでリアルであることが評価されます。観客がキャラクターのセリフを明確に聞き取り、感情を共有できることが大切です。
    4. 音響ミキシングと編集: 音声要素のミキシングと編集技術も評価されます。音楽、ダイアログ、効果音などがバランスよく組み合わさり、映画全体のサウンドトラックが一体となることが求められます。
    5. 技術的な革新とクリエイティビティ: 最優秀サウンドデザイン賞は、技術的な革新やクリエイティブなアプローチを高く評価します。例えば、新しい録音技術、音響処理、3Dサラウンドサウンドなどが取り入れられた場合、その影響が評価の対象となります。

    これらの要素が組み合わさり、映画のサウンドデザインが優れていると認められた場合、最優秀サウンドデザイン賞が贈られます。映画制作においてサウンドデザインは重要な要素であり、賞はその重要性を認識し、優れたサウンドデザイナーとそのチームを称えるものとのことです。

     

     

    私が担当した整音・効果・ミックス作業

    作品のクレジットには「整音」担当となっています。上記で説明した評価基準で用いられた項目では

    3:ダイアログのクリアネスとリアリティ

    こちらが最も作業分量が高かった項目です。セリフを捉えていたピンマイクやガンマイクはほぼ全ての音声素材に手を入れました。またこの作品は監督処女作ということもあり、創作の勢いのまま音声スタッフなしで撮影をアクティブに進めたとのことで、ピンマイク数も限られ、シーンによってはガンマイク1本がメインになる部分もありました。

    野外ロケも多いため、多くのセリフには環境音も混じっており、信じられないくらい細かな処理を繰り返しています。

    また、1:音響効果と環境音の創造性

    についても、臨場感を決定づける環境音についても作品全体の品質をコントロールしました。ガンマイクから拾った環境音の適正な整音処理を施し複数素材のバランスを考慮したミキシングがなされています。

    街中や室内、海岸沿いのロケが中心であり、特殊な音響効果は必要ありませんが、演技の心情やリアリティーを高めるためのコントロールが必要であり、その場でセリフとともに収録されたガンマイクから入る環境音の整音バランスを取りながら、各所で新たな合成音を付け足したり響きを足したりという絶妙なバランスでのミキシングを行ないました。

    クライマックスシーンでの焚き火や激しい波の音、その中で印象的な台詞の説得力を高めるための工夫が随所に盛り込まれています。

    またコミカルな要素もある作品のため、あるシーンでは役者さんの声にコミカルなエフェクトも足して遊び心も演出させていただきました。

    これからどこかで作品を観劇される方もおられるかもしれませんので詳しくは記しませんが、ちょっと反則技的な台詞差し替えなども実は行なっています。

     

    「映画祭に向けた整音・MAのおすすめ手順はこちら」

     

    ワールドクラスの音声エディターが外注いただけます

    私は一度もポストプロダクションには所属したこともない、プロ側の人間から見れば怪しげに映る独立系サウンドエンジニアかもしれません。ふと脱サラして独自の音質改善サービスで生計を立てています。通常は素人が録音したボイスメモなど、プロが滅多に耳にしないような粗悪な音源を日々修復しています。

    元々、映画は趣味で観劇する程度でしたがiZotopeRXアプリを中心とした高度なノイズ除去や音声修復をこなすうちに、映画監督や関連プロデューサーから声をかけられ、ドキュメンタリーや自主制作映画作品に携わるケースが増え、今に至ります。

    世界中から数百のエントリーがあったであろう国際映画祭で音づくりでを最高評価いただいた作品に携われたことは、大きな自信になりました。最近は劇場公開用の5.1chサラウンド編集も対応開始しました。ぜひ映画制作をされている方からのお仕事のオファーをお待ちしています。

    ハイブリッド・サウンドリフォーム・ドットコムのオフィシャルサイトよりお気軽にお問合せください。

     

  • 比翼鳥さんのライブマスタリング(DVD)を担当しました

    比翼鳥さんのライブマスタリング(DVD)を担当しました

    昨年、比翼鳥(ひよくどり)という素敵な音楽グループのDVDライブマスタリングを担当させていただきました。演奏活動をするミュージシャンにとって2020年はあらゆる意味で激動の年だったと思います。

    2020年2月2日。数字を並べると20200202とかがみ合わせになることから題された「MIRROR MUSIC」という
    ワンマンライブイベント。中国で始まった新型コロナウイルスの感染拡大、日本国内もジワジワと不安が高まり始めていた時期。僕も前週に出向いたさいたまスーパーアリーナで行われたクイーンの日本公演が2020年の最初で最後のライブ観覧となりました。少し後だったら中止になる可能性もあったかもしれませんね。

    DVD「MIRROR MUSIC 2020-0202」

    比翼鳥さんにとって結成数年の活動、集大成となる晴れ舞台。そのライブはファンとの幸せに満ちた雰囲気が詰まっています。

    アコースティックポップスデュオ「比翼鳥」とは

    PROFILE
    愛知県在住アコースティックポップスデュオ
    お互いソロ活動を経て2015年12月13日結成

    Tsuyoshiの優しくも強さのある歌声とギター。そしてその上で煌めくKanaの透明感のある歌声。まるでミュージカルのような2人の独特なハーモニーは明るく、時には切なく老若男女から幅広く愛されている。

    そして2019年4月から愛知県一宮市『FMいちのみや i-wave 76.5 FM』にてラジオパーソナリティーも務めている。※名古屋市公認ポップアップアーティストH.Pより転載

    Official Site
    https://www.hiyokudori.com/

    Twitter
    https://twitter.com/hiyokudori__

    YouTube
    https://www.youtube.com/channel/UCS8KPuLLg5vWObbYrHXLUmw

     

    名古屋市公認のポップアップアーティストで、地元イベントにも多く出演されているようです。僕はサラリーマン時代に愛知・岐阜地域の営業担当だったこともあり、MCで出てくる地名にも細かく反応してしまいました。グループ以外でもそれぞれのソロ活動も活発で、充分ソロとしても魅力あるシンガーの2人。オリジナル以外のカヴァー楽曲も多く発表しています。

    忖度なしにいい曲だらけでした

    僕は音声修復やノイズ除去などの汚れ仕事も多く扱い、様々なネガティブな音源に日々向き合っています。もちろん内容によって手を抜くことはありませんが、良いパフォーマンスかつ、素敵な楽曲を手掛けるときは自然とテンションも上がります。

    2時間近いライブ音源も集中力が切れることなく作業でき、比翼鳥の魅力に引き込まれました。楽曲の良さに加え、kanaさんの美しく伸びやかな声とTsuyoshiさんの優しく躍動感ある声やギターのバランスが本当にいい相乗効果でとにかく心地いい。Tsuyoshiさんの声は「ブルースシンガーのようにハスキーでカッコいい」と、書こうとしたら、DVDのドキュメンタリー部分を拝見したところ、どうやら声の不調で、いつもと少しコンディションが違ったようです(笑)。しかし、パフォーマンスは問題なく最高でした。

    このイベントでは曲によりパーカッション(ミキヒト)とベース(橋本ゴウ)のサポートメンバーが入りましたが、そのバランス構成も緩急があり退屈させません。

    2MIX音源のライブマスタリング

    予算が潤沢なメジャーアーティストはライブ音源をレコーディング同様のマルチトラック録音(楽器ごとのばらばらに録音をして細かく調整する)をしてDVD作品を手掛けるのが定番ですが、コストの問題からインディーズのミュージシャンはその演奏をまとめて2MIX音源として一発録音ケースも多々あります。

    複数ミュージシャンが出演するブッキングのライブハウスではそのバランスがイマイチなことも多々あります。
    しかしワンマン公演、プロが録音されたこともあり、音圧さえ確保すればそのままでも問題ないバランスの綺麗な音源でした。(これはミュージシャンスキルがないと簡単ではありません)

    男女ツインボーカルという性質から、楽曲によりKanaさんの声が聞こえづらかったり、アンコール後の楽器セッティングバランスに誤差が生じたりする部分を、できれば改善したというリクエストがありました。

    こちらはマスタリングというよりオーディオレストレーション(音声修復)領域での作業となり、iZotope RX 8のMusic Rebalanceというモジュールで曲により下処理段階で少し調整しました。

    その他、大きな問題はなかったものの、ちょっとしたノイズ処理をしてのマスタリング作業。窓口のTsuyoshiさんから1発OKをいただきました。「すごくいい仕上がりですね、音程も良くなった気がするのですが」と、コメントを頂きました。もちろん2MIX音源のため、ピッチ調整はできません。

    音楽の輪郭が立つ良いマスタリングができると、倍音が豊かになりそう感じることもあるかもしれません。音源状態は下手なレコーディング音源より良い状態だったので下処理も最低限で音質を追い込めた結果でした。

    なんにせよ満足いただけて良かった。

    完成版DVDをお送りいただきました

    しばらく経過し、完成版のDVDが送られてきました。マスタリングはクレジットをいただけないケースも多々ありますが、パッケージにクレジット表記いただけました。僕のような零細サービスにはありがたい限りです。

    多忙な時期と重なり、しばらく放置のままでしたが正月明けにやっとチェックができました。お仕事頂いた時点では動画作成中だったので、もちろん映像を観るのは初めてです。

    絵が加わると、またいい感じです。DVDコーデックされた音質もばっちりでした。250名動員があったというライブですがまだまだ人気がでそうな雰囲気満載です。

    コロナ影響で急遽スポンサーがいなくなったり、映像編集も自らのチームで行ったそうです。100分越えのDVD編集をしたことで、YouTube等の配信方法もレベルアップできたのではないかと想像しています。お陰様で僕にもお仕事の依頼が舞い込みました。このご縁に感謝です。

    2MIXライブ音源のマスタリング依頼はハイブリッド・サウンドリフォームまでご相談ください。

     

     

  • 2020年音質改善サービス総括

    2020年音質改善サービス総括

    問題のある音声・動画ファイルの音質改善サービスを運営している山川です。今年は五輪イヤーに浮き足立った年始を迎えたはずなのにまさかのコロナ禍。全世界のライフスタイルに影響があったくらいですから、当然弱小個人事業主への逆風を強く感じた一年。年の最後に今年を総括したいと思います。

    2020年音質改善サービス総括

    • ZOOMに絡む案件が増えた
    • リモート演奏のミックスはピッチ補正付き
    • 係争・離婚はいつでも安定
    • 映画系はほぼなし
    • ライブビデオのアーカイブが復活

    本業の音質改善サービスは結果、売上は大きく伸びました。4月の緊急事態宣言下、営業サイト(hybridsoundreform.com)のトラフィックはこれまでの最高値を記録。流石に4、5月の売上は少なかったですが、巣篭もりや生活様式の変容に伴い需要は上がっていると感じています。

    すっかり定着したZOOMからのおこぼれ

    ZOOM会議

    会社勤めビジネスマンにすっかり定着したウェブ会議システムのZOOM。流石にリアルタイムに絡むことはありませんでしたが、ZOOMにはそのやりとりをアーカイブ(動画として記録する)動画の音質を改善するニーズがありました。

    ZOOMはリアルタイムやりとりをスムースに行うため、音声データの通信容量をややケチっており、もともと音質があまりよくありません。それに加え、使用に不慣れな会話者のマイクセッティングトラブルなどが絡み、非常に聴きづらい音になってしまうケースがあるようです。

    ZOOM収録したウェビナーをYouTube配信する際には改善したいというニーズが多数ありました。難易度がもっとも高かったトラブルは音の遅延によるやまびこ現象でした。ZOOMは中途半端ではなく、すごく酷い状態が多いので見積が高騰してしまう場合が大半でした。企業からの依頼のため、高単価案件が納品できたことは助かりました。

    プロからアマまで流行った音楽のリモート演奏

    リモート演奏

    YouTube上ではコロナで一緒に演奏できないオーケストラや学生のブランバンドによるリモート演奏動画が話題になり、チャレンジした楽団も多いのではないでしょうか。

    1人だけ川原で演奏したから、風のノイズを除去してほしいという相談もありました。しかしアマチュアが個別演奏してリモート演奏するには技術が足りないという問題も出たりします。大所帯のバンドでも個別で録音しているためピッチ補正やタイミング修正ができることに気づいたクライアントから相談があり、この時期ならではの編集のお手伝いをさせていただきました。

    係争・離婚はいつでも安定

    会社絡みの裁判沙汰や離婚調停の問題は、コロナ禍においても関係なく進行しています。こちらは変わらず一定数の相談があります。最近はICレコーダーよりiPhoneなど、スマートフォンでのボイスメモアプリによる会話内容の明瞭化はニーズが高いです。これらはせめてファミレスのテーブルなど、対話者の声がマイクまでの会話が近いことが顕著な改善を期待できる目安。

    部屋の隅にセッティングして内容が聞き取れないという相談も多いですが、このような場合は改善ができないことが大半。(このような相談件数は多く、40〜50%くらいは課金採用いただいている)

    映画系の整音依頼はほぼゼロ

    この数年、自主制作映画やドキュメンタリーを中心に小規模映画作品の整音依頼を受ける機会が増加しておりましたが、2020年は4月以降はほぼゼロ。年末になってYouTube配信ドラマの依頼があるのみでした。

    予算が大きな大作ですら、公開延期などの対応を強いられている中、いつも限られた予算で制作されている小規模作品は無期限延期になるプロジェクトも多そうです。映画は細かな修復はもちろん、アンビエンス音の調整やナレーションの仕上げまで多岐にわたる編集。自身の技術を総動員できるのでギャラはさはど良くなくてもモチベーション高くお仕事ができます。

    2021年は少し活性化すると良いのですが。少しご予算がタイトになったプロジェクトからのご相談もお待ちしております。

    ライブビデオアーカイブのリマスター依頼が盛況

    ライブハウス

    リピーターを中心にバンドマンの過去映像の高音質化作業も多く受注いただきました。ハイブリッドサウンドリフォームサイトを立ち上げたきっかけは自らバンド出演したVHS。プロのライブ音源と雲泥の違いがあるアマチュアのライブ音源を何とかしたいという使命感から始めたサービスです。

    ライブハウスはクラスター発生が話題になり、コロナ禍に置いてもっとも逆風が吹いた業種と言えるでしょう。アマチュアバンドの出演もしにくい期間が続きました。特に緊急事態宣言下では、活動を閉ざされたバンドマン達もこれまでを振り返るキッカケになったようです。

    活動できない分、これまでの貴重なパフォーマンスを美しくリマスターしたいという欲求が向上したのかもしれません。過去のビデオ音源をまとめて依頼いただくリピーターさんもいらっしゃりました。

    ライブ音源は演奏に自信がある方ほど、チープになってしまいがちな録音に満足できません。依頼者の演奏レベルがおおよそ高いのも特徴です。

     

    さてこのブログを執筆していたら、年をまたいで新年を迎えてしまいました。生活様式が激変する中、オンラインサービスは活性化しています。これまでは対面や知り合いが優先されたサービスにも大きな転換点かもしれません。

    僕は上記サービスを展開しながら、音楽や舞台系の動画編集なども行なっております。提携の受託先があるのですが、そちらは残念ながら激減しています。学校関係が多かったというのもありますが、売上の保険として捉えていた仕事がなくなるとは何が起こるか分からないものですね。

    最後までお読みいただきありがとうございました。

     

  • 自撮り動画(iPhoneSE)の雑音はどこまでクリアにできるのか?

    自撮り動画(iPhoneSE)の雑音はどこまでクリアにできるのか?

    自撮り動画(iPhoneSE)の雑音はどこまでクリアにできるのか?

    音声データのリフォームサービスを運営している山川です。最近になってよくご相談いただくのがロードサイドでの動画や録音物。

    煽り運転が社会問題になり、ドライブレコーダーが多く普及しました。

    車同士が人的トラブルに発展した場合、証拠物として事件解決につながることから、ボイスメモやスマホ動画でそのやりとりを記録する方が増加しています。

    車同士のトラブルは道路上がほとんど

    車同士のトラブルは当たり前ですがほとんどの場合、路上で起こります。(駐車場というパターンもある)そのため、道端に両者の車を止めてのやりとりになります。

    通行量の多い幹線道路だと、車がビュンビュン行き交い、動画や音声データは多くのノイズが混入。証拠になる会話自体が聴こえづらいという問題が起こります。

    止めた車に装着されたドライブレコーダーが拾った会話を
    クリアにしてくれ
    というご相談も頂くことがあります。(マイクから遠い会話は改善できないケースがほとんど)

    自撮り動画の背景ノイズはここまできれいになる

    さすがにトラブルの案件を拝借してサンプル使用許可はいただけません。私自ら通行量の多いロードサイドで自撮り動画をiPhone SEで撮影し、ビフォーアフターの動画を作成してみました。

    ボリュームを上げてご覧ください。

    iZotope RX8 Advancedによる最新のノイズ除去

    上記の動画はiMovieなどに付属しているノイズ除去アプリを簡単に使用しているわけではありません。

    iZotopeRXの最新モジュールを複合的に処理設定。大きなエンジン音や風切り音を場所ごとにピンポイント処理しています。

    サンプルということで、やや極端に背景ノイズを処理したのもあり、少し声のエッセンスに変化があります。

    裁判や係争に活用ではなく、自主製作映画やYouTubeコンテンツを作成の場合はもう少しノイズカットを緩やかに設定し演者の声をより自然に仕上げることも可能です。

    撮り直しが効かない雑音軽減させたい動画・音声データがございましたら、下記リンクよりお気軽にご相談ください。

    音声・動画の整音やノイズ除去「ハイブリッド・サウンドリフォーム」

  • 咳やくしゃみを除去したい音鉄さんのお手伝い

    咳やくしゃみを除去したい音鉄さんのお手伝い

    音声修復やノイズ除去等、音質改善サービスを運営している山川です。最近お手伝いする機会が増加中なのが音鉄さんの音源や動画です。

    電車内

     

    当方は映画作品の整音作業を手がける機会もありますが、使用される音声の下処理で多く用いられるのがiZotope社のRXというアプリケーション。ハリウッド映画を手がける超一流のポストプロダクションやプロミュージシャンのレコーディングでは定番であるPROTOOLSに連携し、オーディオ修復の分野では圧倒的シェアで活用されています。

    世界最先端ツールでも万能ではありません

    すでに録音済みの音声データから特定音を軽減したり除去するにはある程度の制約があります。ここではディティールにこだわる音鉄さんからのリクエストに「バッチリ対応できた処理」と「改善が難しかった処理」事例を紹介します。RX購入検討している音鉄さんにも参考になればと思います。

    一口に音鉄といっても鉄道関連の録音物は多種多様。ただし、電車や駅が録音(録画)対象になるので大きく分けると電車の外(駅)か電車内。いづれのケースも広義ではフィールドレコーディングに属するため、目的の鉄道車両やモーター音以外の様々な音が混入します。

    除去希望があった音の事例とその改善難易度について

    ここから先はクライアントから除去希望があった音の事例とその改善難易度について紹介します。

    くしゃみ・咳の除去(難易度B+)

    電車内での録音では居合わせた乗客の発する音が情緒を崩してしまうため、クライアントからよくある依頼は「くしゃみ」「咳」の除去。

    RXではSpectral Repairというモジュールでこれらの音を除去します。このモジュールは除去したい音の前後の音声成分を解析し、リシンセサイズ(再合成)します。そのため、前後部分の素材状態や除去したい音の長さによって改善精度が違ってきます。前後素材を判断するため収録時の非圧縮データ利用が鉄則です。既にMP4やMp3に変換されたものでは大きく精度が落ちます。

    残響が多い場所だと消し込むのが難しくなる

    くしゃみの場合は平均して0.8秒前後なので綺麗に処理するにはギリギリの長さ(これ以上長いと違和感が残りやすい)、残響のある場所(例えば地下ホームなど)だとワーンと長くなった分、消し込むのが困難になります。

    その場合はSpectral Repairだけではなく、ノイズが混在していない似たようなロケーションの素材をコピペしたり削れて欠落した部分の穴埋めにAmbience Match(バックグラウンドノイズを合成できるモジュール)を組み合わせての複雑な処理が必要となり、消し込み難易度が高くなります。

    「咳」が連続するとさらに困難に

    咳はくしゃみよりもリリースは短く、単発の場合はくしゃみより消しこみ処理が楽です。しかし、「コンコン」と連続する場合は前後素材の解析が不完全になり、別の時間帯から似た素材を切り貼りしないと不自然さを回避できません。

    人間の話し声(難易度A〜C)

    混ざり具合によって最も難しいのが人間の話し声

    駅のプラットフォームや電車内での収録に付き物なのは人間。公共交通機関の電車は過疎地にでも行かない限り、無人状態で録音するチャンスは少ないはず。音鉄マニアさんにとって必ず大敵になるのは他の乗客の話し声です。

    JK(女子高生)の集団などに出くわした音鉄さんは一目散に収録場所を変更すると想像します(笑)。鉄道音コンテンツにおける人間の声は限定された周波数域に混入するので軽減は比較的容易です。

    しかし、駅のアナウンスに消しこみたい乗客の声が被った場合や、会話のセンテンスが長かったりすると難易度が飛躍的に上がります。絡み具合によって軽減できない場合も多数。そういう状況下での会話除去はプロの私でも明確なメソッドがなく、常に試行錯誤の上で行なっています。

    RXのスペクトラムグラフを何倍にも拡大しながら除去すべく帯域を判断します。まるで内視鏡施術をするような繊細な編集が必要です。全体データのどこに「消しこみたい会話」が混入しているかで難度が大きく変化します。反対に「あっ」とか「いたっ」とか短いものは驚くほど簡単に除去できます。

     

    まとめ(RX導入判断について)

    上記はほんの一例ですが、iZotopeのRXは多種多様な音質補正が行えます。ただ、これまでDAWなどの音声編集経験のない方には敷居が高いアプリケーションであることは確か。

    最近では日本語によるチュートリアル動画もYouTubeに多く掲載されています。複雑な処理まで解説している動画は見当たりませんが、内容によってはワンタッチに近いオペレーションで劇的にノイズ処理ができたりすることもできます。

    導入するには以下の点をチェックが必須。

    1. ある程度のヘッドフォン、オーディオインターフェースの所有
    2. イコライザーを扱えるエフェクトの基礎知識
    3. 長期間に渡って試行錯誤する根気

    上記に懸念がないようなら、簡易版のElementや通常版から導入をオススメします。当方はRXを活用した多種多様な音質改善サービスを運営しております。プロアマ問わず誰もが利用でき、パソコンが苦手なシニア層の鉄道マニア(音鉄)さんの音源を処理することもございます。

    また、ZOOMなどでの遠隔オペレーション授業もお受けしますので、がっつり使い込みたいからからのご相談もお待ちしております。

    営業サイトからのお申し込みをお待ちしております。

  • 静岡が舞台の映画「Bond」の整音・効果をお手伝いしました

    静岡が舞台の映画「Bond」の整音・効果をお手伝いしました

    日々「ノイズが耳障りだ」「録音データの声が聴きづらい」「音割れを修復してほしい」など、プロアマ問わず問題のある音声を修復したり改善したり、音楽作品の制作サポートしたりしていますが、最近は自主製作系の映画の音声(整音や調音)をお手伝い機会が増えています。

    静岡青年会議所が制作したショートムービー「Bond」とは

    カリスマ美容師を目指す主人公が静岡を離れ東京への転職が決まる。そんなタイミングで入退院を繰り返す破天荒な母に翻弄されながら、病院で出会った大道芸人を通し変化する「心」を静岡の風景とともにみずみずしく描いたショートムービー。

    映画作品の整音・効果

    監督自らカメラを回す1カメ中心のドキュメンタリーに始まり、小規模なドラマの問題カット「お芝居中に混入したバイクのエンジン音除去など」の整音など、映画作品での整音をお手伝いすることが増えています。

    僕はプロアマ問わず様々な音声編集や音質改善を生業としており、ほとんど聞き取れない、ノイズだらけの耳障りな音源を相談されることも少なくありません。多くの人に観覧してもらうことが前提の映画は音もハイレベルな品質が求められ、映画に使用するカットの音声には細かなノイズ処理が必要です。特に野外ロケが多い作品は周囲の騒音対策やカットごとの違和感のないミックスが求められます。

    「効果」のクレジットは初めて。関根 俊夫 監督や編集担当の山本 彩加さんにサポートもいただきましたが、飲み屋でのガヤ音や港での船の汽笛・エンジン音など、あえて絵に必要な環境音を付加する作業は新鮮でした。

    AAFファイルをお預かりしての本格的なオーディオレストレーションとミックス

    この作品は釣りバカ日誌シリーズなどを手掛ける関根俊夫氏が、監督・脚本を手掛けるもの。元々、人口流出の問題に関連した町おこしのための動画配信等を目的としていたようですが、話が膨らみショートムービー制作へ移行したそうです。クラウドファンディングも利用し、予算的には小規模ながら裏方スタッフは最低限のクオリティを確保しています。その映画制作のワークフロー、品質の着地点を体感できたことはとても貴重な経験です。

    映画は収録した映像・音声素材( ピンマイクやアンビエンス音 )BGMや効果音、ナレーションなど複合的な要素があり、
    様々なノイズ除去や音質調整により作品のグレードが左右します。音楽作品のミックスマスタリング、ナレーションの補正など、当方のスキルが総合的に扱え、多くの作業が伴うものの、音職人としてやりがい満載でした。

    AAFファイルとは

    ノンリニア映像編集ソフト(Finalcut/premiere/ediusなど)内で使用しているオーディオトラックを情報を保ったままマルチトラックで書き出せるフォーマット方式。映像編集プロジェクト内のクリップ位置や音量、フェード情報も反映されており、MA・整音などの音響エンジニアに渡して作業するのに便利なメーカーを横断したファイル規格です。 映像編集のソフトから書きだし、MA・整音へ依頼するワークフローが小規模映画製作では一般的なようです。

     

    Premire proで編集した映画作品をMA外注する際に必須のAAFの出力

    大手スタジオに依頼しないコスパ重視の整音・ミックスなら

    ハイブリッド・サウンドリフォームはもともと素人コンテンツのノイズ除去やライブ音源のマスタリングからサービスをスタートしており、大規模なポストプロダクションスタジオを所有していません。しかし、最新の音響解析ツールなども駆使し、6畳部屋の5.1chシステムも導入。今では劇場公開作品も手がけています。

    NYのスタジオエンジニアもスキルを認める整音技術を持ち合わせております。今回は映画の音声マスターミックスも担当しました。ぜひ、コストパフォーマンスを追求するクリエイターからのご相談をお待ちしております。

  • 録音した合唱コンクールのノイズが気になる?|ハイブリッド・サウンドリフォーム

    録音した合唱コンクールのノイズが気になる?|ハイブリッド・サウンドリフォーム

    秋も深まるこのシーズンの恒例行事といえば合唱コンクール、学生を中心に様々な学校や地域のコンクールが開催されています。
    近年ではプロの映像制作会社に動画撮影を依頼し、毎年のようにDVDを作成する学校も増えています。

    (さらに…)

  • バイノーラルマイク録音のエロボイスの整音|声優のクオリティを引き出す

    バイノーラルマイク録音のエロボイスの整音|声優のクオリティを引き出す

    先日アダルト系の同人コンテンツを手掛けるクリエイターからいわゆる「エロボイス」の音質改善依頼がありました。よく知りませんでしたが音声のみのアダルトコンテンツって存在するのですね(笑)。中年世代である筆者が10代だった頃、そういえば電話かけると喘ぎ声が聞けるやつとかありました(笑)が、そういう感覚なんでしょうか。

    (さらに…)

  • 自主制作映画の整音・ノイズ処理|サウンドクオリティの底上げをお手伝いしました

    自主制作映画の整音・ノイズ処理|サウンドクオリティの底上げをお手伝いしました

    最近、若手クリエイターの映画制作者からの整音作業のオファーが増加中です。現在、別案件も作業中なのですが、先日にお手伝いさせてもらったドキュメンタリー映画が公開となり、劇場にて最終アウトプットのチェックも含め観覧してきました。一概には言えませんが、自主系の映画制作は撮影・編集はほとんど自前でこなし、「音専門のスタッフ」は大概の場合おらず、制作の佳境に入った段階で撮り直しのきかない「音のクオリティ問題」に出くわすケースは少なくありません。 (さらに…)

  • 歌&ギターの音質改善|ミックスしたらAlloy2のプリセットに敗北?

    歌&ギターの音質改善|ミックスしたらAlloy2のプリセットに敗北?

    アマチュア・ミュージシャン向けに音質改善(オーディオレストレーション)サービスを運営しています。性質上、録音がやや苦手なミュージシャンからの依頼も頂きます。有料サービスを使っても音質改善して楽曲を世に出したいということは、そのパフォーマンスがとても良いという理由があり、素敵な作品に出会うことがほとんどです。

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