ヘビメタバンドのライブハウス配信動画アーカイブ|一発録りの音声をリバランス&マスタリング
アマチュアバンドといえばライブハウス。生バンド録音はマルチトラックで優秀なミキシングエンジニアが録音・ミックスしない限り、メジャーアーティストの音源みたいにかっこよく仕上がるのは奇跡的。
弾き語りシンガーならスマホ撮影したYouTube動画で集客できても、出音にこだわるロックバンドやヘビメタ系のバンドがネット上でその良さを伝える為には2022現在でも敷居が高いという現実があります。
アマチュアバンドの動画は微妙な音質???
ロックバンドの配信・音源化の壁は高い
バンドスタイルで様々なカヴァー楽曲を配信し、人気を得ている「そこに鳴る軽音部」(リンク)。このバンドは動画こそリハスタのような場所で1カメ収録してますが、音は完全に事前録音してレコーディングと同レベルのミックスを行っていると思われます。(一発録り音源ではない)カッコイイですよね。出音が命のメタルバンドやロックバンドはそれくらいのコダワリがなければ頭一つ抜けるのはぶっちゃけ戦うのが難しい。
アマチュアバンドがライブハウスで収録するビデオ&配信アーカイブの音質
アマチュアバンド出演が中心のライブハウスで収録したDVDや配信アーカイブ動画は録音時に強いリミッターがかかり、音圧こそ高いもののドラムに迫力がなかったり、エレキギターが小さいなど、あくまでもライン録音の延長線。出音にこだわっているバンドにも関わらず、録音物としては残念ながらアマチュア的な音なってしいます。演奏形態にもよりますがライブハウスでビデオ収録してもらうと、音にこだわっているバンドになればなるほど「残念な音」に感じる微妙な音質になる現実をバンドマンなら多くの方が体感しているはず。
生演奏と録音物との体感差は音周りのテクノロジーが進化した2020年代にあっても避けられません。一流のレコーディングエンジニアがトップアーティストから数年に渡ってもラブコールを受けるのはこのような現実を知っているからこそ。
生ライブで体感したサウンドと大きく違い、実際は迫力ある音楽が微妙にチープになってしまい、プライドの高いバンドほど生演奏の記録をYouTubeに公開しません。コストをかけてマルチレコーディングした本気バンドと違い、コピーバンドはきちんとレコーディングする機会は皆無なので、演奏した後のビデオで自らの演奏を心地いい音楽として楽しむこと未だできません。
楽器リバランスとライブマスタリング
最近はありとあらゆるエフェクトプラグインの進化により、2MIXの一発録り音源だとしても相当なエディットが可能。僕は創業時からアマチュアバンドのライブ音源を「気持ちよく聴ける」音源に変換すべく試行錯誤を続けていますが、この数年でも飛躍的にそのクオリティ向上を体感しています。特筆する技術としては…。
・楽器のリバランス
ロックバンド編成ならAI解析によりドラム・ベース・ボーカル・その他(ギターなど)の楽器の音量バランスを(ある程度なら)変更できる。
・M/S処理(ミッドサイド処理)
ステレオ音像の真ん中とサイドを別々にエディットすることを丸めてM/S処理と呼びますが、センター音像にある(キック・スネア・ベース・ボーカル)、サイド定位に位置する(LRギター、シンセ)を個別エフェクト処理が通常となり、EQ カテゴリーに囚われず、コンプ等のダイナミクス系、エキサイターやエンハンサーなど、音像位置ごとにデフォルメさせたり抑えたりするなど、編集幅が広がっています。
・低音を付加できるベースレゾナンサー
プラグインメーカーごとに呼び名や詳細技術は異なるものの、倍音を用いてなかったベース成分をプラスするベースレゾナンサー系のプラグインも近年の音楽制作には欠かせません。こちらは音痩せしたライブハウス収録音源では豊かな低域を付加できます。まるでマルチレコーディングしたかのようなふくよかなボトムを生み出すことが可能。
代表的には上記の技術を用いることで、顕著な2MIX音源の再構築が実現しています。もちろん演奏パフォーマンス自体の説得力がなければ意味がありませんが、驚くほどパワフルで整ったサウンドに仕上がります。マキシマイザーだけで無駄に音圧を上げた音源とは一線を画します。
本格的なレコーディングは無理だけど、自分たちのライブ音源を楽しみたいバンドさんがいらっしゃいましたら、ぜひ僕の運営する音質改善サービス「ハイブリッド・サウンドリフォーム」でライブ音源のハイブリッド化をオススメします。
喜んでもらえるサービスで継続的なリピーターさんも多い、ライブハウスの音源をパワフルかつ心地よくハイブリッド化するサービス。
ご自身の音源を無料サンプルで体感いただけます。お気軽にご相談ください。