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ボーカルトラックのミックスクオリティを劇的に向上させるプラグイン設定法

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シンプルなボーカル楽曲のミックス機会が増え、ボーカル処理のより良いアプローチを模索していたら、ものすごくありがたい動画を発見しました。スガシガオなどを手掛け、サンレコなどでもおなじみのレコーディングエンジニア中村文俊氏はご存知だろうか?
 
Rock-onで行われたProtools向けセミナーをYouTubeで拝聴したところ、DAWで制作する楽曲のクオリティをあげたいクリエイターにとって参考になる実践的なテクニックが満載。その方法を取り入れて音作りしたところ、ボーカルトラックのMIXクオリティが飛躍的に向上しました。MIXの肝と呼べるボーカルの音作りを向上させたいクリエイター向けに実践したフローを公開します。少しでもハイクオリティなボーカルトラック作成をしたい人や、名機をエミュレートしたプラグインを使い切れていないと感じている方は必見です。
 
もくじ

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ボーカルを最短でプロっぽく仕上げるプラグインUAD NEVE1073

NEVE1073 UAD vocal

年末になるとアメリカ圏のブラックフライデーセール。毎年この時期は過激なプラグインの安売りに散財してしまうクリエイターは少なくない。プラグインメーカー各社から送られてくる怒涛のプロモーションメールに負けた人も多いのでは。

最近。ボーカル素材のミックスを手がける機会が増え、気になっていたNEVE1060をゲットしたのでレビューします。

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歌&ギターの音質改善|ミックスしたらAlloy2のプリセットに敗北?

今回のMIXでアコースティックギターに使用したプリセット

アマチュア・ミュージシャン向けに音質改善(オーディオレストレーション)サービスを運営しています。性質上、録音がやや苦手なミュージシャンからの依頼も頂きます。有料サービスを使っても音質改善して楽曲を世に出したいということは、そのパフォーマンスがとても良いという理由があり、素敵な作品に出会うことがほとんどです。

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ボーカル(歌)を除去できるアプリTRAX PRO 3を導入|初期使用レビュー

Trax pro

2MIXのステレオ音声から「ボーカル除去」がしたい。サウンド・リフォーマーを名乗り営業しているせいか、けっこう問い合わせがあるお題です。ボーカルキャンセラー的なプラグインは以前から存在しているが、「プロ」の音声補正技術とはかけ離れた子供騙しのエフェクトが多くきちんと「使える」と感じるものは存在しませんでした。

せっかくの問い合わせも自分の持ち合わせのソフトウェアとスキルでは困難すぎて、ほとんどお断りしたのですが、先月号(2016.10月号)のサンレコ(Sound&Recordingmagagine)を眺めていると、

「ボーカル」と「伴奏」を分離する魔法のソフトウェア、さらなる進化を遂げ、登場

という大胆なコピーを掲げた一面広告を見かけた。ユーザーのニーズを満たすべく導入に踏み切ることにした。TRAX PRO3を導入直後の視点でレビューしたいと思います。

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ライブハウスで録音した音は使えないと決めつけていませんか?

ライブハウス録音

音楽活動をしていればライブハウス出演することもあるでしょう。出演時に申し込む機材レンタルのオプションに、出演時のステージパフォーマンスをビデオやCDなどに収録してくれるサービスがあります。

それらは多くの場合、自分たちのパフォーマンスや演奏ミスをチェックする最低限のツールとして活用するに留まります。それが済んだら捨てないにしても、引き出しやクローゼットにお蔵入りしてしまうケースがほとんどです。

そんなライブハウス録音した音源が人に聞かせても恥ずかしくない「音質」にできれば様々な利用価値が生まれます。YouTubeにUPしたり、オーディション用音源、演奏の出来が良ければ安価で販売できるかもしれません。そんなハイブリッド音源の作成法を紹介します。

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音声ノイズ除去アプリは難しいけど相当すごい

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録音のほとんどがデジタル移行した現代ではスマホのボイスメモアプリでもノイズレスの録音が可能となった。マイク性能と録音ノウハウがあれば、綺麗な音を手に入れるのはむずかしくない。しかし、感度が良すぎることで収録状況により余計な音を拾いすぎてしまう新たな問題がある。

ノイズリダクションといえば古くはアナログカセットテープで耳にすることも多かった。アナログカセットには特有の「シュー」といヒスノイズが常に存在した。60〜70年代生まれの世代にはドルビーBなどのノイズリダクションは身近な技術でした。

昨今のコンピューターの進化は著しく、かつては入手が困難だった音響系ハードウェア(いわゆ一流録音スタジオに常設される高級機材)のエシミュレーション技術も飛躍的に向上し、宅録音源が世界流通するのもスタンダードになった。

ハードウェアのノウハウがコンピュータに取り込まれている一方で、コンピューターならではのエフェクト技術は進化を加速させている。「そんなの無理だよね」と、いうようなノイズ除去も次々と可能にしているのが米国マサチューセッツに本社を持つizotope社のソフトウェア「RX5(最新バージョン)」。最先端クオリティを一般人にまで提供してくれている。

RXはDAWなどで使用出来るエフェクトプラグインを統合したオーディオ・リペアソフトウェア。映画制作やテレビ番組のポストプロダクションやプロミュージシャンのミックス&マスタリングなどに使用されているプロ用ツールです。

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歌専用プラグインNectar2の厳選プリセット18種を録音してみた

NECTAR Overview

筆者が愛用しているOzoneのアップデートキャンペーンにあやかり、Nectar2というプラグインをゲットした。目的外のオマケだったため、しばらく使用する機会がなかったが、作曲コンペ応募のために久々にJ-POP的な曲を録音したのでMIXの時に試してみました。

歌モノは主役であるヴォーカルの音作りが最終的な楽曲クオリティを左右する重要なポイント。ベテランDTMクリエイターでもプロ級の音作りをするにはかなりの技量が必要。周辺機材は良くなってもアレンジや各楽器の音色とのマッチングを考えながらヴォーカルの完成度を上げるのは難しいですよね?

最近のDAWにはチャンネルストリップが標準搭載され、ボーカルにオススメの複合プリセットも数種類入っているでしょう。しかしそれらを未調整で仕上げられる場合は少ない。izotope社が提供するこのNectar2はヴォーカル専用を売りにすることで、多様な音楽ジャンルに対応したプリセットが150種も入っている。ゴールイメージに合う音が見つけやすい。職人技で作り込まれた音をコンビニ感覚で手に入れられる便利なプラグイン。

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Cubase8.5のVariaudioデータが動かない時の対処法

ロックされたオーディオデータの音程が簡単にできます。

楽曲コンペに応募するために、Cubaseで楽曲レコーディングをした。元々Logicユーザーだったこともあり細かな機能を使い込んでおらず、時折SLEEP FREAKSさんの動画を見ながら進めた。ヘヴィーに楽曲製作する方にも当たり前のことかもしれないが、筆者が手間取った箇所はネットを探してもなかなか見つからず、かなりの時間ロスをしたのでここに記しておきます。

 

今回の課題曲は元気の良いアイドルを想定した楽曲。8ビートを基調とした生バンドを模したサウンド。エレキギターやベースは演奏し、その他は基本的に打ち込み。仮歌が必要だったのでVocaloidのgumiを使用した。

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低予算で自身の録音スタイルを選択するための記事まとめ

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一昔前にバンドで本格レコーディングしようと思ったら、専門のスタジオを1日貸し切りエンジニアさんにもお願いして….というスタイルが一般的でした。今ではプロでも全て自宅録音するケースも増え、制作スタイルも多様化しています。

ハイクオリティで録音できる機材や環境も揃ったけど、それぞれのメリット、デメリットはどこにあるのか?レコーディングスタジオでの録音、DAW宅録、簡易なスマホ自撮りなどを分かりやすく紹介している記事をまとめてみました。

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Free as a Birdが示した秘蔵音源復元術をDAWで再現

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あなたはご自身の歌や演奏を録音したことがありますか?古くはカセットテープ、今ならスマートフォンでも手軽に録音が出来る時代。メモ程度に曲の歌詞やメロディーの断片を録音するなら場所を選ばず簡単にできます。

1995年、ジョン・レノンを欠いたビートルズが25年ぶりにシングルをリリース。「Free As a Bird」という時空を超えてセッションレコーディングされた楽曲に当時の音楽ファンはそのテクノロジーに夢を抱いたもの。故ジョンレノンがカセットテープに残した秘蔵音源を元に残りのメンバーで完成させた奇蹟の曲は近代レコーディングの進化を示唆していました。

今ではそんな魔法のようなレコーディングも数万円(もしくはフリー)のDAWに多くのノウハウが詰め込まれ、この20年で音楽制作環境は著しく進化。そう、カセットテープ音源をネタに「全世界にリリースできるCD」を自宅でも作成できるということ。

一口にDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)といっても多くの機能が搭載そのすべてを網羅的に把握している人はとても少ない。オーディオリペアソフトと併用しFree As A Birdの制作の入口をシュミレーションしてみたいと思います。

 

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