MP3のコード解析が簡単にできるアプリを無料で使い倒す
まじめに音楽活動している人はもちろん、ギターや楽器の趣味を公言している人は祝いの席などで「ちょっとあの曲を演奏してよ」というケースは以外と多いもの。そんなとき楽譜を買いに走る人は最近では少ないでしょう。
スマホやタブレットで「曲名 コード」なんて検索するとメジャーな曲ならすぐに曲のコードが検索できたりしますよね。弾き語りの歌本的に使用できる便利なサイトも幾つかありますが、いまいちマイナーの曲の場合はどうしていますか?
YAMAHAより「Chord Tracker」なるアプリが無料でリリースされました。iphoneやipad内にある曲のコード進行を自動解析・表示し、コードを使った演奏をサポートするアプリです。こいつはなかなかの優れもの。耳コピに苦戦している曲もこれで完璧か?
使い方はとても簡単
①まずアプリを立ち上げると起動するのがホーム画面。
画面上部の「♫ミュージックボタン」を押すとiphoneのライブラリに入っている曲が表示され、曲を選ぶことができます。曲名をクリックすると解析がスタート。5分くらいの曲なら1分弱で解析が終了します。コード譜を作成した曲をお気に入りに登録できます。デフォルトでTumblrやGoogle+にシェアもOK。
※ヤマハのPORTATONE PSR-S670キーボードと連携し録音できる機能も搭載。
②そして表示されるのが次の画面↓↓
解析されたコードが小節ごとに表示されます。上の「▷プレイ」ボタンを押すと曲の進行に合わせ、カラオケのように小節線が動き次々とコードがスクロールしていきます。右下アイコンの「再生設定」より音量・テンポ・トランスポーズ(キー変更)もできるのでカラオケ的にキーを変えたり、じっくりコピーするために低速で再生することもできます。わりと良い音質で変換できました。しかし「メロディーキャンセル」ボタンの効果はちょっと微妙に感じます。
さて肝心の解析精度ですが、ポピュラーミュージックなら十分使える精度。歌もののシンプルな曲なら精度は高めです。強く出ているノートに反応するのでメインメロディーがテンションになっていたりすると演奏しているコードとはちがう解釈で変換されるケースもあります。個人的な感覚ではギターストロークよりキーボードのバッキング曲のほうが高精度と感じます。他ブログ等ではジャズや、リフもののトライもありましたが、流石に厳しかったようです(笑)
Oasisの名曲「Dont’look back in anger」では特にBメロ部分の精度が低かったです。それでもゼロから始めるより断然便利。
解析精度が完璧じゃなくても
解析されたコードをクリックすると他コード候補を確認して変更したり、ユーザーが判断したコードを打ち込み直すこともできます。下には鍵盤や五線譜の表示もできます。曲をさらって気になる部分のみ修正していけば耳も鍛えられる。楽器は弾けるけど耳コピは初めてという方には強力なアシストツールになりますね。上級者も滅茶振りされた宴会演奏の即席コード譜としてもバッチリ。楽曲ごとに課金する某アプリより原曲にコード表記が追随するので演奏がしやすいです。流石に楽器メーカー本家のアプリ。
対応機種iPhone:4s以降、iPod touch:第5世代以降、iPad:初代を除く全てのiPad対応OSiOS 8.1 以降言語日本語・英語
まとめ
コード譜をお気に入り保存もしておけるし、本当に気の利いたアプリです。無料配布には驚きのクオリティ、ぜひダウンロードしておきましょう。
音楽Hy-TeQ(Hybridsoundjournal.net)
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