Amazonのブラックフライデーからサイバーマンデー。
お得なものに目が留まりまくり、ついつい無駄遣いしてしまう年末。
その中でも興味を引いたのが音にこだわったという「Echo studio」を予約購入。
セッティングして3日目。マジで最高。
僕はプロの音声エンジニアですが、音フェチを満足させる音質もさながら、新感覚の便利デバイスを手に入れたと感じました。
リビングに置くスピーカーして導入。朝は迷わずテレビをつけていたルーティンにいきなり変化が。
一人暮らしの朝は着替えたり、コーヒーを入れたり、お弁当を仕込んだりと慌ただしい。テンションの高いBGMを流すのもいいけど、「アレクサ、ニュース聴きたい」って話しかければNHKを流してくれる。「アレクサCNN」と話しかければアメリカのニューストピックもすぐに確認できます。
リビングにはラジオがなかったから、「アレクサ、J-WAVEかけて!!」っと話しかけてみた。そのままスムーズには再生できない。でも、すぐにアレクサが「Radico(ラジコ)と接続してもよろしいでしょうか?」と訪ねてきます。自分で解決できない場合は連携するリソースを自ら提案してくれる。普通にラジコで受信できるFMも問題なし。
そんなのスマホでやればいいじゃん。と、言いたくなりますがこれがechoシリーズの肝。スマホは濡れた手だと入力しづらいし、Siriに話しかけるにもやはりボタンは押さなくちゃならない。
キッチンで洗い物している最中とか、授乳中のママとかでも声さえ出せればアレクサ(echoのこと)が反応してくれます。料理レシピとかもタイミングよく話してくれれば、滅茶苦茶使えそう。この手の音声対応の次世代アプリを開発している賢いIT企業がいるにちがいない。(もうあるのかな?教えてください)
もちろん、掃除をしたりプラモを作ったりしている間にググりたいことも話しかければ指を使うことなく検索し、答えてくれます。こちらが話しかけた言葉がアレクサに理解できないこともありますが、繰り返し使う言葉はどんどん反応が良くなります。
はじめてスマホをゲットした時のような、道具としての新感覚を覚えます。
Daigoやホリエモンなど話題の本やビジネス書などが音声で聞けるAudibleというサービスも気になります。プロの声優やナレーターが話題の本を読み上げてくれるサービスとのこと。これもながら聴きできる方には大きなメリットです。
昨年末にAmazonのFire TV Stickを導入。無料視聴できるアマゾンプライムの映画やアニメなど、これまでパソコンの前で張り付いてみていたコンテンツをリビングで楽しむ機会が増えました。仕事柄、パソコンにはハイスペックのオーディオインターフェースからスタジオモニターへ出力。仕事部屋では高音質で楽しんでいたのですが、リビングにはその環境が ない。
リビングでは古いスタジオモニターをプリメインアンプ経由でつないでいましたが、テレビボードの扉を開き、頻繁にアンプの電源を入れたりするのはいがいと面倒です。
Fire TV Stickで楽しむコンテンツのテレビ増設スピーカーで適当なものがないかと思っていたところにレコメンドされたのが「Echo studio」でした。
シンプルに良いです。個人的な感覚では高級カーステレオのような音像。少し低域がどっしりしてゴージャス目の音です。Studioと名付けるだけあって、そこらのBluetoothスピーカーよりも全然クリア。
特にボーカル帯域のリヴァーブ(残響成分)がテレビスピーカーと違いとてもハッキリ聞こえます。若いころ初めてソニーのスタジオ定番ヘッドフォン(MDR-CD900ST)を使った時の感覚に近い。Fire TV StickはYouTubeとも連動できるのですが、いつもTVやスマホで何気に聴いているユーチューバーの声がこんなエコーがあったのかと気づくほど。
Echo studioはセッティング時に部屋に合わせて適応、置かれた部屋の音響特性を自動的に検出し、適した音が再生されるとのこと。スマホ+ヘッドフォンでしか音楽を聴かない方はこのスピーカーで体験すると好きな音楽ジャンルが変化するかも。
これからの予定は不明確ですが、3Dミュージックコンテンツも充実していくとのこと。AmazonMusicの3Dプレイリストから数曲プレビュー(ビートルズもあった)してみましたがイマイチ通常楽曲との差がわかりませんでした。試聴位置や楽曲を変更し、追って試してみたいと思います。
複数スピーカーを組み合わせての使用法もあるとのことなので、3Dミュージックについてはもう少しこれからの情報を仕入れたい。
ちなみに結構な低音が出ます。木造建築の賃貸物件にお住まいの方にはお勧めしません。鉄筋コンクリートでとなりの住人の声が一切漏れない部屋ならありだと思います。音量もかなり出ます。ホームパーティーでダンスミュージックをプレイすればアゲアゲになること間違いなし。
「アレクサ、マイルスデイビスかけて」と、アーティスト名やジャンルを呼びかけると、基本的にはamazon musicのベスト盤 プレイリストの楽曲がシャッフル再生されます。
僕はSpotifyユーザーなのでお気に入りのアーティストやプレイリストはそちらのほうが使い勝手が良いです。その場合は「アレクサSpotify」といえば接続してくれます。
※19/12/12追記 「アレクサ、スーパーグラス(UKのロックバンド)かけて」と言ったら、「Spotifyから再生します」と答えてスタートしました。Amazon Musicにないカタログは別のアプリに接続して再生してくれました。
iPhoneで自分が聞いていた場所から再生されます。曲を選ぶにはスマホでやらなきゃいけない感じなのでBluetoothスピーカーみたいな使い方になります。Apple Musicとも繋がるそうですがおおよそ使い勝手は同じくらいと想像。
流すコンテンツや曲によりボリュームコントロールはまめに行いたいもの。
音楽を聴いていたバランスでニュースを再生すると少し大きすぎます。この場合も音声で「アレクサ、ボリューム下げて」っていう指示には対応してくれます。
声の指示でボリュームコントロールはなかなか気持ちいいバランスに落ち着かせるのは難しいけど、色々試行錯誤していたらアレクサが「ボリューム設定は10段階です」と、教えてくれました。なので「アレクサ、ボリューム3」と指示したらきっちりそこに合わせてくれました。
僕もスマートスピーカーなんていらないと思っていましたが、思ったより楽しい。何よりも洗い物とか、コーヒー淹れているときに声で操作できるのが快適。未来の生活スタイルにちょっと近づいた感覚。音にうるさい自分にとっても期待値を超える音質だったし、いい買い物でした。
アレクサの声って秘書みたいで良いのですが、声を選べるサービスがあったらいいんですけどね。J-WAVEで番組を持っているクリス智子さんの声が大好きなのでそういうオプション選択肢があったら買ってしまいそうです(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
音楽Hi-TeQ
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