多くの人は幾つかのSNSアカウントを持っているでしょう。音楽活動している人ならTwitterやfacebookでライブ告知をしたり、出来上がった動画や楽曲をそこでお披露目(シェア)したりすることは日常的な風景です。 運が良ければ友人やファン経由で拡散され、コピーバンドでも思わぬ反響を得る場合がある。あなたはそんなチャンスを活かしきっているだろうか? 「運良く動画が拡散成功」→「日常では繋がらない多く人にも見てもらえた」 →「……..で、次は?」 ビッグチャンスを掴む人はそこで絨毯爆撃のごとく、自らを売込む仕組みを持っている。アーティストとしての魅力(ヴィジュアルも含めた世界観)を一瞬で表現できる公式Webサイトはメジャーアーティストなら確実に存在する定番メディア。しかし無名ミュージシャンこそ最強のマーケティングツールとなりえる。 楽曲を直売する仕組みも整っているwixのホームページ作成サービスはそんな音楽クリエイターにとって嬉しいツール。スマホ対応もしたハイセンスなホームページが秒速….とまではいかないまでも、簡単に作成できます。 本当に簡単かどうかの検証を兼ねミュージシャン用のホームページ作成の一例を紹介します。
まずはWix.comサイトにアクセスしてします。
ミュージシャン向けのテンプレートも充実しています。各プレビューの下の「表示」ボタンを押すと実際にサイトにUPした時と同じ感覚で確認ができます。お気に入りのデザインを見つけましょう。その際、左上にあるモバイル表示アイコンで利用頻度の高いモバイルサイトのプレビューも忘れずに。
ビビっときたらすぐに編集を始めても良いけど、ご自身が持つネタ(画像(ライブやプロモーション、CDジャケットやアイコンなど)、動画データ、音楽データ)を組み込むことをイメージして選ぶのがコツ。後で悩むことが少ないと思います。ページ増設はもちろん、様々なカスタマイズは後からでも自由に編集できます。不安な人はなるべくシンプルなページから始めるのがお勧めです。 ①バンド名 ②プロフィール(メンバープロフィール) ③バイオグラフィー(楽曲やライブ出演実績など) ④最新情報(ライブ告知や新曲発表など) ⑤各種SNSアカウント情報 これらの情報を事前に準備しておくと、一気にサイトが出来上がってしまいます。
試しに編集してみましょう。テンプレート紹介ページの「編集」ボタンを押すと、開いているブラウザ上ですぐにページ作成に取りかかれます。 ここではwixのテンプレート→音楽カテゴリー→フォークシンガーを使用して簡単な作成の流れを説明していきます。
テンプレートの変えたい箇所(例えばバンド名や楽曲タイトル、プロフィールなど)をクリックしてみましょう。文字フォント(書体)やカラーもすぐに変更することができます。
画面の中央にあるアーティスト名「GEVA ALON」という文字をクリックします。左上に「テキストを編集」アイコンが現れるのでクリックするとその部分に文字が入力できます。ご自身のアーティスト名を打ち込んでいきましょう。右側に表示されるテキスト設定場面で、フォントや文字サイズなどお好みのものにカスタマイズすることができます。
文字量に応じて入力枠の大きさが変化します。またこの枠をドラッグ&ドロップすることで場所も簡単に移動することができます。移動中に各パーツとの位置関係がわかるグリッドラインが表示されるので、バランスも取りやすいです。 画面上のすべてのパーツはクリックすれば何らかの編集ができるようになっています。パワーポイントなどで書類作成をしたことがあるユーザーなら直感的に触っていくだけで、簡単にカスタマイズができます。
デスクトップ版だと背景全体に動画が埋め込むことができ、インパクトが抜群です。左上のタブより「背景」を選択します。「おすすめ背景」に表示されているプレビューにはwixが無料提供している感度の高い動画や画像の選択画面があり、ボタンひとつで変更可能です。ここでは試しに筆者が運営しているサービス紹介動画をアップロードして埋め込んでみます。
50MまでのファイルをUPすることができます。大きなファイルは事前にエンコードし直しておきましょう。UPロードしたファイルを選択すれば、画面の上の動画が切り替わります。動画の場合は、右上の「プレビュー」ボタンで確認してみましょう。
大胆な動きのある映像がインパクトを高めます。サイト内に設置するミュージックビデオもYouTubeのURLを入力するだけで簡単。
左のサイドバーから増設パーツが色々選べるので一通り試してみましょう。
流通用のCDやストリーミングで再生できる楽曲データが豊富なバンドは、楽曲をサイト内で直販しましょう。自ら価格設定(Freeも可)ができ、PayPalアカウントがあれば収益の受け取りも簡単です。
楽曲をアップロードしていないと、空っぽだと思いますが、「+新しいアルバム」を押して進めていきます。1曲しかUPしない場合でもシングル用のカヴァー画像や情報を設置・入力を進めます。
※コピーやカヴァー楽曲を掲載する場合は必ず著作権申請をクリアにしてからUPしましょう。 アルバムはこれからUPする楽曲データを収めるための「箱」のような役割を果たします。一度設定してしまえば簡単にアルバムを選択してページに設置できるのでプロモーション時やサイトのリニューアルなども柔軟に対応できて便利です。
アルバム情報の入力が終わったら①アルバム管理画面で入力したアルバムジャケットをクリックします。そうすると次の画面が現れ、アルバムの楽曲管理ができます。すでに多くの楽曲をアップロードしている場合はここで、曲セレクトや順番などを決めていきます。「+新しいトラック」ボタンを押すことで楽曲のアップロードや1曲ごとの詳細設定が行えます。
音楽データはwav方式(1曲/360MB)まで、ハイレゾデータもアップできるので、他のサイトでMP3ダウンロードやストリーミングをし、自サイト限定でハイレゾ販売する戦略もありですね。曲ごとに各種情報を入力していけばフルアルバムのサイト設置が完了です。
各種プロフィールの文字情報やアルバム楽曲・動画が設置できたら、サイトのイメージもほとんど完成に近づいています。デザインのカスタマイズにどっぷりハマるのも良いですが、すでに運用しているSNSアカウントとも連携ができるよう、ソーシャル関連の設定は忘れずにしておきましょう。
右上にある「公開」ボタンを押すといよいよ公開できます。せっかちな人はこれでもOKですが、モバイル用のページ編集は必ずしましょう。初期テンプレートはモバイル版設定も完璧にしてありますが、サイトのデザインやパーツ位置を色々と編集した方は、レイアウトがぐちゃぐちゃになっている(汗)場合があり、注意が必要です。
画面右上にあるモバイルエディタを開き、調整していきます。モバイル用のプレビューもしっかりチェックして作業することをオススメします。
自分のバンド名で検索してもgoogleでヒットしないのは避けたいですね。必ずバンド・アーティスト名のキーワード設定とディスクリプション(検索された時に表示されるサイト説明文)設定だけは確実にしておきましょう。wixの公式ブログにも丁寧に説明されています。こちらも基本は文字を入力するだけです。
圧倒的なデザイン性はもちろん、無料利用できるビジュアルが高感度。「アーティスト」として発信したいミュージシャンや音楽クリエイターにはいいことづくめのツールです。趣味の延長で音楽を楽しむクリエイターやコピーバンドも手軽に無料でホームページ作成ができるし、本格的な活動するミュージシャンにも十分に対応出来るサービスだと思います。 ネタさえ揃っていれば、テンプレートを使って休日の数時間で仕上げられると思います。当記事をチェック頂いて下準備しておけばもっと早く仕上がります。筆者は音楽サービスの営業用で独自ドメインを取得し、プレミアムプランで利用させてもらってます。音楽クリエイターとしてのパーソナルページは無料プランで制作しています。 作りこむほど愛着も出ますし、昨年アップデートしたサイトエディターも多くの改善がされより使いやすく、カスタマイズの幅も広がりました。
英語の素敵なフォント(日本語対応してないもの)が多いぶん、残念に感じる時が多い。3倍くらいの選択肢が欲しい。
パソコンの搭載メモリが4Gだと快適に作業するのが厳しい。(筆者/mac mini2012/intel corei7)メモリ増設後はとても快適♡です。)
LINEやはてなブックマークなどの設置も、facebookなみに設置が簡単だということなし。(ちょっと手間をかければもちろんできます)デフォルト機能に盛り込むのは時間がかかっても良いけど、公式ブログなどで迅速にサポートしてもらえると良いですね。 国内のユーザーを増やしたいならwix musicの有料配信でLINE MUSICやAWAへの対応は必須だと思う。(現時点では未対応)
サイト更新頻度が多い人にとっては割と手間です。あとモバイルだと対応できない機能(アニメーションとかの動的なものが多い)も多い。今後のアップデートに期待です。
いかがだったでしょうか?ご自身の公式ウェブサイト制作は検討いただけましたか?楽曲やパフォーマンスの魅力はもちろん、ビジュアルイメージを含んだアーティストとしての世界観はミュージシャンにとって重要な要素。「センス」を表現できるウェブサイトはアーティストにとって心強いもの。 wixはアカウントさえ作れば、サイトを公開しようがしまいが作成途中のページも保存しておけます。思い立ったらすぐ実行。今すぐテンプレートを触ってみては?直感的にどんどん進めることができるし、ヘルプページもかなり充実しています。 あなたの音楽を理想の世界観で世に発信しましょう。思わぬチャンスに出会えるかもしれません。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 音楽Hi-TeQ hybidsoundjournal.net 〜こちらの記事も合わせてどうぞ〜 あなた音楽活動を多角的に活性化させるサービスサイト6選 自宅マスタリング対応|モニタースピーカーのセッティング手順
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