YouTubeはアカウントさえ持っていれば手軽に利用できるから、バンドや楽器演奏の趣味を持つユーザーの動画投稿は非常に多い。有名なミュージシャンのコピーやカヴァーをすると検索されやすく、上手い人や特徴あるパフォーマンスでネット上で話題になることも少なくない。
しかし実際は若干、耳当たりが悪い動画が多い。世にアピールする目的ではなく、身内でシェアするのが便利なのもその理由の一つだと言えるでしょう。あなたはそんな動画をUPしていませんか?そして知らない素人の音楽は視聴する?
音楽のパフォーマンスと関係のない音。歓声ならまだしも客席側の会話や物音がハッキリ聞こえるもの。スマホのスピーカーやパソコンでは気にならなくても、ヘッドフォンで聴くといかがでしょうか?
音量が大きいロックバンドは演奏以外の音もかき消されさほど気にならないが、ギターやピアノの弾語りは客席の音に負けてしまう。音楽の内容で評価されたいという気持ちがあるなら、なるべくコンディションの良い動画を選びたいもの。
音楽好きな人ほど、パソコンにDacやオーディオインターフェースを繋いで本格的なステレオセットで聴いたり、スマホでもスペックの高いヘッドフォンを使用しているものです。そんなユーザーが多数存在します。4G世代のスマホは通信速度も上がり、通勤中にヘッドフォンでYouTubeで音楽を楽しんでいます。そんな人には細かな雑音まで聞こえてます。
DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)を使いこなせるアマチュアミュージシャンの音楽制作クオリティは平均的に高い。コンピュータ内で完結してしまうDTM作品はメジャーなアーティストと遜色ない作品も沢山ある。「歌ってみた」で再生回数が多い人はこれらでレコーディングした高音質音源ということを忘れないでおきましょう。
5番目に表示されたニコニコで人気の歌い手さんのコンテンツ(音の快適度☆☆☆☆)
YouTube検索で「歌ってみた」と検索すると(2015.2.14現在/再生数順フィルタ)有名人は除くと、いわゆる素の状態でビデオ撮影された「歌ってみた」は580番目(パソコンのブラウザで29ページ目)でした。これはカラオケボックスで収録されたGreeeNのカヴァー曲です。
「コピーバンド」検索で再生回数準にすると2位にヒットしたXのコピーバンド(音の快適度☆)
生音中心のバンドがハイレベルな音源を作るには相変わらずスタジオレコーディングが主流。時間も手間もお金もかかり、本気度が高いバンド以外には縁がないもの。コピーバンドには当然必要がない。大手が主催するコンテストで本戦まで進めばライブレコーディングもしてもらえるかもしれない。
動画のXのコピーバンドは演奏も結構良くて再生回数もすごい。不思議とオリジナルの音イメージがあるからすんなりと聞けてしまう。でもハードロックならかっこいい音で聴きたいのが人の心理というもの。
ライブハウスに出演した時のビデオや学園祭イベントなどで使われる機会が増えた音楽専用のビデオカメラ。高性能なマイクと大きな音の入力にも耐えられるリミッターなどが標準装備されていて使いやすい。SonyのミュージックビデオレコーダーやZoomのQシリーズが人気機種だ。
直訳カヴァーで有名な王様?(音の快適度☆☆☆)
最近の音楽専用カメラの音は音圧も高く入るし、セッティング場所に間違えなければそれなりにいい音で収録ができます。客席が静かな場合(笑)は問題ないですが、集客が多いライブほどそんな場所を確保するのも難しいという制約がありますね。
ライブが終わると収録したビデオを曲ごとにトリミングして全曲分UPするバンド、演奏の反省用にメンバーにコピーしたら完全にお蔵入りさせるバンドと分かれます。パフォーマンスの自信があるなしにもよりますが、はっきりしてますね。これは美意識や考え方によって分かれるところ。
あなたはどちらだろうか?
SEO(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)、ネットで商売やブログ運営する人なら誰でも知っている言葉。自分のサイトが希望のキーワードで検索された時に上位表示させるよう、Webサイトの調整などをすることです。
音楽は何と言っても好きな曲やアーティストを探すわけだから、人気の曲やバンドをコピー(カヴァー)してタイトルやタグ、備考欄への表記で見つけてもらう確率が高い。(備考欄にも色々記入しておいたほうが、検索でヒットしやすいですよ)だから正直下手なバンドやシンガーでも検索結果には表示され、目立つチャンスが高い。上手でも本家のファンからのバッシングも覚悟すべきですが….。
再生回数が増える快感にハマって、たくさん投稿しているバンドも見受けられます。
①DAW&MTRを購入してその機能を使い尽くし、リハスタなどをうまく利用する。
②音楽専用ビデオカメラやリニアPCMレコーダーを使って、いい音で録れる位置を研究する。
③即レコ24対応のスタジオで簡易レコーディングにチャレンジしてみる。
最後までお読みいただきありがとうございました。
音楽Hi-TeQ
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