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ライブハウスを別の角度から楽しむための記事10選

バンドなどで音楽活動をした人なら、多くの場合ライブハウスに出演したことがある人も多いはず。音楽を聴ける環境が増えた分、生演奏の価値は向上しライブエンターテイメント自体の市場は大きくなっている。

しかし小規模のライブハウスはそこに追随しているだろうか?ネットで誰でも音楽配信などが出来るようになった昨今、そのビジネスモデルに変化対応が求められている。新たなムーブメントを起こしそうな「ハコ」は現れるのだろうか?色んな意見、視点から垣間みるライブハウスの裏側、そんな記事を紹介します。

ライブハウスという名称は日本独自

ライブハウスというのは和製英語で海外では通じないそうである。大きさにもよるがClub(クラブ)と言われるのが主流。1973年に京都に開店し今も老舗として存在する「コーヒーハウス拾得(じっとく)」が国内で初めて「ライブハウス」と呼ばれたとのこと。国内には1000ヶ所あるといわれているが、小規模な店が無数に存在しいつのまにか消えていることから正確には解らない。

・ライブハウスの共通イメージ(観る側として)

客として友人のバンドを観にライブハウスに足を運んだことはあるだろうか?ワンドリンク制、黒を基調とした内装。狭い、座る場所がない、トイレに不便、煙いなど共通のイメージをお持ちではないだろうか?

筆者もメジャーアーティストが出演する場合を除き、知り合いが出演しないライブハウスに入ったことがない。例外はKENTO’Sというお店だけ。オールディーズの専属バンドが出演するライブハウス。酒も飯も高いがこれはアマチュアバンドが出演するライブハウスとは大きくビジネスモデルが違う。

オールディーズ音楽を中心にしたプロバンドのショーをネタに美味しい飲食を提供するKENTO’S。お店の名前=(オールディーズ&飲食メニュー&雰囲気ある内装)というイメージが持てるライブハウスは国内ではごく限られたお店しか存在しない。

               アマチュアバンドにありがちな風景

 

音楽愛があるからこそ?

単なるレンタルライブ会場と揶揄されたブログなどが数年前にかなり話題になった。ミュージシャンにとって最もリアルな音楽の表現の場、関わり方やそのモチベーションによっても色々な意見があるが、音楽愛があるからこそ語られているブログを選んで紹介します。

 

①「今はライブ全盛」は一面的な見方 ライブハウスのシステムに無理がきている

故 音楽プロデューサー佐久間正英氏のインタビュー。大成功したバンドを沢山送り出した人ならではの広い視点での意見。

http://realsound.jp/2013/08/post-38.html

ライブハウスはミュージシャンを育てない。なぜなら!

数年前にすごい勢いで拡散した記事。ライブハウスのシステムに問題提起した。2.9万いいね、7818ツイート(2015/08/18時点)ってすごいですね。

http://ugayaclipping.blog.so-net.ne.jp/2009-07-23-10

③「ライブハウスはミュージシャンを育てない…」という拡散しているブログに対しての見解

②のブログに対するライブハウス経営者側からの反論ブログ

http://ameblo.jp/rootwest/entry-11758858209.html

④カフェで観るライブの方が、ライブハウスより楽しめる

選択肢が増えてくるとこんな意見を述べる人も。

http://hocori-house.com/culture/music/257/

JASRACに訴えられた男・ファンキー末吉氏独占インタビュー ~ JASRACという「ブラックボックス」

ライブハウスの経営者、著名なミュージシャンという2つの肩書きを持つファンキー紙によるこの闘争も見逃せない。ライブハウスを取り巻く環境も変わりそうな動きです。

 

 

日本と海外のライブハウスはどう違う? セキュリティ、ドリンク、未成年対応などの最新事情

文化も違うけれど、海外とのそもそもの違いをフラットな目線で追った記事。

http://realsound.jp/2014/06/post-708.html

最高のライブイベント、最低のライブイベントとは。ブッキングライブを徹底的に科学する。

ライブハウスを取り巻くブッキングについても毒舌で付言。

http://patrikeiji.blog37.fc2.com/blog-entry-381.html

⑧ハウスエンジニアってさ….

ベテランプロベーシスト江川ほーじん氏のブログ。ライブハウスの若手PAエンジニアに辛口のご意見。

http://www.egawahojin.com/?p=514

⑨ライブハウスの苦痛(もううんざり)

すべてではないがリスナー(客)としてそうだよねと共感できる指摘も多い記事。

http://www.soundscapes.jp/blog/1839.html

⑩地下アイドルのライブに行くやり方:「ライブハウスに行く」編

今や地下アイドルのライブハウス利用率も上がっています。このブログの視点がフラットな女子からの素直な目線ということなのでは(笑)

http://d.hatena.ne.jp/kiwofusi/20150515/1431694469

 

ビッグ・アーティストだってたいがいは通ってくる場所

YouTubeで「ライブハウス」を検索するとこちらがトップヒット。ミスチルと同じハコで演ったことあるぜ!!!と、言えるバンドは意外に多い。

まとめ

渋谷のLA MAMAMAは筆者も何度か出演させて頂きましたが、オーナーからフィードバックがあり褒めらた時は嬉しかった記憶が残ってます。近代化ハイテク化、少子化などライブハウスはもちろん、音楽を取り巻く環境は激変の中にあります。音楽カルチャーを発信する土俵ともいえるライブハウスはその位置づけが変化しているのは間違いない。

そこまでハコ自体の差が感じられない中、店のマーケティングに対する姿勢も問われている。良い音楽が流れていることが前提ですが、ふらっと気軽に立ち寄れる新しい価値観を提供するライブハウスに出会いたいものです。

しかし、インターネット上のライブハウスに関連するサイトはなんか「イケていない」前時代的なサイトが多いと感じるのは私だけか?

SoundRefomer@yamakaWA!!!

音楽・音声のリフォームサービス「HybridSoundReform」代表の山川です。 東京コンセルヴァトアール尚美 音響芸術課卒業。 高校卒業後、レコーディングエンジニアを志し同校に入学。在学中に作曲制作に目覚め卒業後は本格的に作編曲活動を開始。バンド活動をスタート。音楽プロデューサー久保田さちお氏の支援を受け、日本コロンビアよりミニアルバムを発表。 バンド解散。その後結成したユニットで数社のオーディションに通過、TBSの深夜番組「デジ屋台」出演などを果たすも大きな反響には至らず音楽活動をフェードアウト。100曲近くの楽曲を残しサラリーマンとして第二の人生を歩む。 インテリア業界でキャリアを重ね上場会社の営業本部長に就任。実家に帰省時、バンド時代の古いVHSテープを発見したことから音質改善の可能性に目覚める。 2015年 録音物の修復・改善・高音質化を手がける 「ハイブリッド・サウンド・リフォームドットコム」設立。

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