7月1日から開始されたApple MUSICをあなたはもう使いましたか?特に意識なくiosのアップデートで使ってしまっている方も多いかもしれません。国内では先行してスタートしたAWAやLINE Musicで定額制の音楽ストリーミングサービスにハマっている人も多い。AWAのダウンロード後に「ザ・ベストテン世代」が喜ぶプレイリストを作成したのだけど、先週くらいからお気に入りに追加してくれた人が増え始めました。
Apple MUSICはなんといってもi-Tuneに統合されたストリーミング機能なので、携帯アプリだけではなく、すぐにMacで利用することができ、これまで蓄積した音楽コレクションとの大規模な連携が醍醐味。開始時の設定で自身の音楽の好みを選び、「For You」のプレイリストを楽しんだ人は多いかもしれませんが、その先の楽しみ方がいまいち理解しづらかったのでは?やはり自身のライブラリに追随してくる音源の楽しみ方が最高なので簡単に紹介します。
僕はこれまで所有したCDやレンタルの全音源をデジタル化し、i-Tunes上のアルバムを1156枚(13,618曲)を管理している。新しいi-Tunes設定時に「ライブラリーをアップロードするか」を聴いてきたので当然のように「Yes」をクリックしたのですが、これが終わらない(笑)。その間Macでネット使用しての仕事もしながらでしたがアップロードが終了したのが7〜8時間後。
上の画像はi-Tunes(Mac)のメインメニュー。とかく「For You」や「Radio」の新機能に目がいくがここでは「マイミュージック」について説明します。
超絶長いライブラリーのアップロードを終えると、自身の所有する音源はすべてAppleMusic上ではAWAやLine Musicのように一からアーティストを検索して「フォロー」する必要がありません。自身の所有する音源にストリーミング音源を肉付けできるというイメージです。
↓↓↓こちらがメイン画面になります。左側の自己所有音源のハービーハンコック(1枚)の選択画面。アーティスト名の下にはすでに「フォロー」した形で表示されます。Apple側と協力関係にある?ビッグアーティストはこの時点でカッコいい専用デフォルト画像になります。
アルバム詳細の右上にあるアイコンでは「マイミュージック」が選択され、自身が所有しているアルバムが表示される。その左にある「すべて」をクリックすると、AppleMUSICでストリーミング再生できるHerbie Hancockの自身が所有していないアルバムが表示される。これが今だと聴き放題ということだ。1枚しか所有していないアーティストでも最新作や過去の代表作をいつでも聴くことができる。
下にスクロールしていくと、人気再生曲やアルバムに加え右下には「同じタイプのアーティスト」として確実性の高いレコメンドされ、「影響を与えたアーティスト」という表示もあり、そのアーティストのルーツにさかのぼっての音楽に出会うきっかけを提供している。これは今までの膨大なデータ蓄積を感じさせる。つまりこの「すべて」ボタンで非表示のアーティストは現時点でAppleMUSICと契約を結んでいないということになる。世界的メジャーアーティストは多く参加しているが、国内のメジャーどこは非常にこれが少ない。ただし、アップ曲はなくとも同タイプアーティストなどの情報が出てくるアーティストも多い。
プレイリストやラジオ、検索で見つけたアーティストも「フォロー」することで自身のプレイリストに加えることができます。AppleMUSICのストリーミング権利などでも話題となった「テイラー・スウィフト/1989」を試しにフォローすると、自身のライブラリのアルバムとして認識されました。
以下のアーティストは個人的に所有する国内アーティストの音源でAppleMusicに楽曲掲載があったリストです。国内の大手レーベル所属のアーティストの掲載はAWAなどに比べると極めて少ないと感じました。欧米の大手レーベルの契約も開始直前まで交渉していたとの報道もあったので、国内はこれから進捗があるかもしれませんね。
The alfee,The birthday,Bonnie Pink,Cocco,cornelius,HITOMI,ICE,Juda,raven,Red Warriors,Spiral Life,Superfly,try,くるり,Ken Ishii,Fukutomi Yukihiro,Satoshi Tomiie,サディスティックミカバンド,チェッカーズ,デーモン小暮,トータス松本,原田真二,広末涼子,高橋幸宏,坂本龍一,坂本美雨,高見沢俊彦,布袋寅泰,今井美樹,佐野元春,山下久美子,松井常松,森高千里,菅野よう子,斉藤由貴,中谷美紀,土岐麻子,平沢進,P-model ※個人所有音源に基づく結果です
個人的にはスマホのios版より快適に感じます。ネット環境にある限りは、音源の垣根がなくなり、音源の所有感覚にこれから変化が起きると感じます。探究心のあるヘヴィーな音楽ユーザーは無限の旅にでる感覚がある。月額1、000円は間違いなくお安い。今まで「レンタルでいいや」と感じていた国内アーティストはAWAのほうが間違いなく充実している。LINE MUSICも含めこの3つの定額制ストリーミングサービスに一切姿を見せない国内の人気アーティストの動向も気になるところです。
20年近く前にCloudberry Jamというスウェーデンバンドのアルバムを長く愛聴していましたが、何となく新譜に出会えないまま、AppleMUSICで再会。ずっと活動を続けていることを嬉しく思うのと同時に、大好きだったモトカノに20年ぶりに会っても変わらない魅力を感じときめく…。そんな音楽との出会いも良いものです。
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