ケーススタディ

自主制作映画の整音・ノイズ処理|サウンドクオリティの底上げをお手伝いしました

自主制作映画

 最近、若手クリエイターの映画制作者からの整音作業のオファーが増加中です。現在、別案件も作業中なのですが、先日にお手伝いさせてもらったドキュメンタリー映画が公開となり、劇場にて最終アウトプットのチェックも含め観覧してきました。一概には言えませんが、いわゆる大手が配給する高予算の作品と比べ、自主系の映画制作は撮影・編集はほとんど自前でこなし、「音専門のスタッフ」は大概の場合いない。そんなチームが制作の佳境に入った段階で撮り直しのきかない「音のクオリティ問題」に出くわすケースは少なくありません。 続きを読む

ボーカルトラックのミックスクオリティを劇的に向上させるプラグイン設定法

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シンプルなボーカル楽曲のミックス機会が増え、ボーカル処理のより良いアプローチを模索していたら、ものすごくありがたい動画を発見しました。スガシガオなどを手掛け、サンレコなどでもおなじみのレコーディングエンジニア中村文俊氏はご存知だろうか?
 
Rock-onで行われたProtools向けセミナーをYouTubeで拝聴したところ、DAWで制作する楽曲のクオリティをあげたいクリエイターにとって参考になる実践的なテクニックが満載。その方法を取り入れて音作りしたところ、ボーカルトラックのMIXクオリティが飛躍的に向上しました。MIXの肝と呼べるボーカルの音作りを向上させたいクリエイター向けに実践したフローを公開します。少しでもハイクオリティなボーカルトラック作成をしたい人や、名機をエミュレートしたプラグインを使い切れていないと感じている方は必見です。
 
もくじ

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録音失敗したピンマイク音声のリカバリーのポイント

ピンマイク

 一般ユーザー向けに音質改善サービスを運営している私ですが、たまにテレビ番組制作の飛び込み案件が入ったりします。先日入った案件は、複数名登場するトーク番組。出演者それぞれの声をピンマイク収録するのですが、ゲスト5名中、3名のピンマイクが死んでいたというもの。活きていた2名のマイクから音像は遠いながらも3名の音声は拾っており、限られた音素材をなんとかベターな状態に修復するというもの。

ゲストの知名度が高いほど収録のリテイクなどできません。限られた納期で何とか許容範囲までサウンド・リフォーム(音声修復)し納品しました。

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生ドラムの録音方法をプロミュージシャンのスタジオワークで学ぶ

ドラム録音

 DAWの進化に伴い、プロミュージシャンでも自宅での小規模な音楽制作がスタンダードになりつつあります。制作コストをかけたプロのスタジオ・ワークは業界の変化に伴い帰路に立たされています。 その中心にいたのはミュージシャンと良質な音楽を紡いできた職人。そんなノウハウを後世に伝える使命を感じた人がいる。故、佐久間正英氏だ。

 ロックバンドサウンドの核となるドラム。マルチマイクでのドラム録音は素人が行うのは難しい。経験値が少ないことは仕方ないが、プロのスタジオワークが動画公開されており、そのやり取りが観れることは貴重です。

ビデオカメラのオフショットマイクだけではなく、ミキサーに通された音も収録されているので、モニター環境を整えて視聴するがお勧めです。サウンド&レコーディングマガジンが主催したとても価値のあるスタジオ・レコーディング・セミナー。YouTubeを直接視聴するとたくさんメモしなければならないので、当ブログが代わりにまとめます。 続きを読む

ライブハウスで録音した音は使えないと決めつけていませんか?

ライブハウス録音

音楽活動をしていればライブハウス出演することもあるでしょう。出演時に申し込む機材レンタルのオプションに、出演時のステージパフォーマンスをビデオやCDなどに収録してくれるサービスがあります。

それらは多くの場合、自分たちのパフォーマンスや演奏ミスをチェックする最低限のツールとして活用するに留まります。それが済んだら捨てないにしても、引き出しやクローゼットにお蔵入りしてしまうケースがほとんどです。

そんなライブハウス録音した音源が人に聞かせても恥ずかしくない「音質」にできれば様々な利用価値が生まれます。YouTubeにUPしたり、オーディション用音源、演奏の出来が良ければ安価で販売できるかもしれません。そんなハイブリッド音源の作成法を紹介します。

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音楽SEO対策①YouTube投稿で必ず押さえておくポイント

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 バンド活動するミュージシャンや音楽クリエイターは作品を聞いてもらうチャンスが欲しい。そのためにYouTubeや各種SNS活用は必須。しかし無名ミュージシャンは何の対策もせずにネット投稿しても内輪以外のアクセスを得るのは難しい。特に音楽は写真などと比べSNS上で再生してもらうにはその性質上、難易度が高い。

 SEOとは「サーチ・エンジン・オプティマイゼーション」の略称。GoogleやYahooの検索で自身のホームページやブログが上位表示されるための対策。あなたの作品をネット上で見つけてもらうための対策を始めましょう。

投稿時のちょっとした手間で、人の目に触れる確率が大きく変化します。第一回の今回は莫大な利用者を抱えるYouTube投稿時に押さえておきたいポイントを紹介します。 続きを読む

歌専用プラグインNectar2の厳選プリセット18種を録音してみた

NECTAR Overview

筆者が愛用しているOzoneのアップデートキャンペーンにあやかり、Nectar2というプラグインをゲットした。目的外のオマケだったため、しばらく使用する機会がなかったが、作曲コンペ応募のために久々にJ-POP的な曲を録音したのでMIXの時に試してみました。

歌モノは主役であるヴォーカルの音作りが最終的な楽曲クオリティを左右する重要なポイント。ベテランDTMクリエイターでもプロ級の音作りをするにはかなりの技量が必要。周辺機材は良くなってもアレンジや各楽器の音色とのマッチングを考えながらヴォーカルの完成度を上げるのは難しいですよね?

最近のDAWにはチャンネルストリップが標準搭載され、ボーカルにオススメの複合プリセットも数種類入っているでしょう。しかしそれらを未調整で仕上げられる場合は少ない。izotope社が提供するこのNectar2はヴォーカル専用を売りにすることで、多様な音楽ジャンルに対応したプリセットが150種も入っている。ゴールイメージに合う音が見つけやすい。職人技で作り込まれた音をコンビニ感覚で手に入れられる便利なプラグイン。

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音質改善事例|動画音声に入ったiPhoneの着信音除去

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「音楽のリフォーム」という新サービス認知度拡大のために、継続的に無料トライアルサービスを実施しています。自らの音楽パフォーマンスをYouTubeにアップしているアマチュア・ミュージシャンが対象。ギターを始めて1年未満の初心者から、子供ギタリスト、本格活動中のインディーズ・アーティストなど様々な音楽家がユーザーになっていただいている。

先月は大規模なネットプロモーションに打って出たこともあり、多くの申込がありましたがその中で当サービスへの挑戦とも受け取れる、面白いトライアルユーザーが現れました。

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音声ノイズ除去が困難すぎたVHSに挑戦した結果

ノイズイメージ

YouTube動画の音質向上サービスをスタートしたため、無料トライアルキャンペーンを継続的に実施しています。アマチュア・ミュージシャン向けのサービスの性質もあり、演奏ジャンルはもちろん、アマチュアならではの様々な収録状態でサウンド・リフォームの依頼を頂きます。

バンド系の演奏する機会が多いライブハウスですが、出演すると出演料(チケット最低ノルマ)の他、オプション料金として機材レンタル代などのほか、ほとんどのライブハウスでビデオ撮影オプションがある。最近では固定位置の1カメ映像ではなく、メンバーそれぞれのアップもある、マルチアングルでビデオ収録してくれるところも少なくない。高い音圧で収録できる音声も最近はとても奇麗なものが多い。

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ボーカルのピッチ補正は万能だと思っていませんか?

歌 ピッチ補正

ボーカルのピッチ補正はDAWを使いこなすクリエイターなら一般的なテクニックの一つとなりました。「ケロケロボイス」と呼ばれるエディットもすでに一般化した感が否めません。

実際にピッチ補正をエディットしたことのない人には、どこまで応用が利くのか判断がつかないもの。先日ギターで弾き語りをするシンガーさんより「ハンディカムで収録した演奏」の歌のピッチ修正が出来ないか?というお問合せを頂きました。

その演奏はエアマイクによるビデオ収録のため、マルチレコーディングではなく、歌とギターと周囲の環境音がステレオ2MIXされた音声が記録されています。お問い合せの解答時に「他の楽器が混じっているので、おそらく満足な結果が得られないと思いますよ」と返信はしてみたもののいざ試聴してみたら、良いパフォーマンスでほんの数カ所の「惜しい」部分があり、お問い合せいただいた気持ちを理解。頭では難しいと分かりながら実験も含め、ダメもとで弾き語り音源のピッチ補正にチャレンジしてみました。

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