聴き放題サービス?ハイレゾ?ミュージシャンは何を使うべきか

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音楽聴き放題サービスが日本でも複数始まった

Apple MUSIC、AWAやLINE MUSICなどがスタート。あなたはそれらのサービスを使い始めていますか?スマートフォンという強力な端末が普及し、音楽リスナーの楽しみ方にも大きな変化が起こっている。

音楽聴き放題の定額ストリーミングサービスは更なる変化を促進するきっかけになるのは間違いない。既にCDを所有しない世代の音楽リスナーなども存在する。クリエイター側はターゲット層に応じてどんな対策ができるだろうか?

リスナーを想定したマスタリングとは

マスタリングエンジニアが執筆している書籍の中で、AKBやエイベックス系のアーティストがリリースする楽曲の音圧についてコメントがあった。細かな記述は割愛するがいわゆる若年層を対象にしたそれらの楽曲はリスナーが高価なオーディオ機器を持っていないことを想定した上での音作りがされているという。

安価なイヤフォンでも良い音に聴こるよう過剰に高い音圧で処理されスペックをもったオーディオデバイスではバランスが崩れる。これは単に否定ということではなく、明確なターゲットを絞って制作されるスタンスは学ぶべき一例でもある。マスタリングエンジニアはその平均値をとった落としどころを探るため、その極端な処理に懐疑的な意見も多い。

音楽の視聴機器の実態

国内音楽リスナーの再生環境(2012)※2013年度「音楽メディアユーザー実態調査」報告書より転載

国内音楽リスナーの再生環境(2012)※2013年度「音楽メディアユーザー実態調査」報告書より転載

画像は2012年時点のもの。個人で複数使用するためポイント表記となっておりパーセンテージではない。スマホやタブレット端末のみが前年比から向上していることが分かる。屋内での視聴においてはコンポやラジカセのポイントが高いが、おおよそパソコンやスマートフォンに移行している。

スマートフォンは更に大きくシェア拡大している。家電量販店でのヘッドフォンコーナーの充実ぶりがこの現象を見た目にも象徴している。90年代に比べると、その露出と品種の多さは雲泥の差だ。スペックの高いブランドも充実しているから、ヘッドフォンで楽しめる音作りは避けられない。

PC廻りではネットワークオーディオがごく少数にカウントされているが、DACやオーディオインターフェイス、ヘッドフォンジャックから音声を拡張するスピーカーの実使用に関しては把握できない。これを使用するしないではAMラジオレベルなのか、コンポレベルの音質なのかを想像するのは難しいが、本格的なリスニングよりその規模から簡易BGM使用が多いと予想ができる。

手軽さの対極にあるハイレゾとアナログLPの付加価値路線

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 すでに音楽の定額ストリーミングサービスが選考している欧米ではアナログレコードの売上が拡大しているという。誰でも手軽に携帯端末から音楽を楽しむことができる先にあるのは、物質的なコレクター価値。高解像度音源を所有することでマスタークオリティ音源を聴ける優越感。アナログという角が取れた独特の音質、大きなジャケットのコレクター価値を含み、時代に呼応した付加価値を提供する。

ハイレゾはmoraOTOTOYが存在感を強めている。従来の富裕層を中心としたオーディオファンと呼ばれる層は確実に取込んでいる。高音質の優位性を語るにはデジタルスペックでのプレゼンテーションが中心となり、女性にどれだけアピールできるかが今後の成長の鍵となる。

まとめ

Appleはすでに圧倒的なシェアを獲得している。MP3クラスのダウンロードは既に下降傾向にあるから、音源を所有したいコアな音楽ファンは付加価値のあるハイレゾ音源やLPを欲しくなる。ニッチな需要ともいえAppleには不要とも考えられるが、今後のAppleのハイレゾ音源対応なども注目していきたい。現行のハイレゾ配信サイトがどのように成長戦略を打ってくるかも気になるところだ。

ストリーミングはリスナー側には便利だが収益を稼ぐには構造的に適していない。音楽の内容はもちろんだが、それらに付随した付加価値をハイレゾでしか配信しない、アナログしかリリースしないといった単純なものから、想像もつかないユニークな発想が生まれるかもしれない。そんなことを想像していると、アイドルとの握手券付きCDメンバーがインタラクティブに淘汰され内部活性していくというAKBは相当凄いビジネスモデルということに気づく。

本来であればもっとも音楽コンテンツにお金を投下すべきティーンネイジャーは、フリーで楽しめる音楽をいくらでもゲットできる。全時代的な発想では音楽で利益を稼ぐのはとても難しい。

 

音楽Hi-TeQ

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