歌&ギターの音質改善|ミックスしたらAlloy2のプリセットに敗北?

今回のMIXでアコースティックギターに使用したプリセット

アマチュア・ミュージシャン向けに音質改善(オーディオレストレーション)サービスを運営しています。性質上、録音がやや苦手なミュージシャンからの依頼も頂きます。有料サービスを使っても音質改善して楽曲を世に出したいということは、そのパフォーマンスがとても良いという理由があり、素敵な作品に出会うことがほとんどです。

続きを読む

ボーカル(歌)を除去できるアプリTRAX PRO 3を導入|初期使用レビュー

Trax pro

2MIXのステレオ音声から「ボーカル除去」がしたい。サウンド・リフォーマーを名乗り営業しているせいか、けっこう問い合わせがあるお題です。ボーカルキャンセラー的なプラグインは以前から存在しているが、「プロ」の音声補正技術とはかけ離れた子供騙しのエフェクトが多くきちんと「使える」と感じるものは存在しませんでした。

せっかくの問い合わせも自分の持ち合わせのソフトウェアとスキルでは困難すぎて、ほとんどお断りしたのですが、先月号(2016.10月号)のサンレコ(Sound&Recordingmagagine)を眺めていると、

「ボーカル」と「伴奏」を分離する魔法のソフトウェア、さらなる進化を遂げ、登場

という大胆なコピーを掲げた一面広告を見かけた。ユーザーのニーズを満たすべく導入に踏み切ることにした。TRAX PRO3を導入直後の視点でレビューしたいと思います。

続きを読む

セルフレコーディングのピアノ演奏を配信するなら

piano録音

 アマチュアミュージシャンの録音作品を高質化を提唱しているサウンド・リフォーマーの山川です。先日、リニアPCMレコーダーで録音した音源のリフォームを承りました。 クライアントはオリジナル楽曲を製作し発表され活動しているピアニスト。都内のリハーサルスタジオに常設されているアップライトピアノを利用しセルフレコーディング(ハイレゾ96k/24bit)された作品です。 配信を検討されており、全体的なヒスノイズ軽減と気になる演奏外ノイズ(演奏中のカサっという物音)を除去をしたいという依頼でした。安価な機材で手軽に楽器録音できる時代ですが、作品として発表するならマスター音源の完成度はやはりブラッシュアップしたいもの。 続きを読む

NHKのど自慢中継を見て気づくバンドとカラオケの関係

NHKのど自慢タイトル

1946年から放送開始された。誰もが知る長寿番組。日曜日のランチタイムといえばNHKのど自慢。

実力を問わずアマチュア歌手がその歌声を全国レベルで披露できるなんて、考えてみれば凄い。好んで視聴することはなかったが最近目にする機会が多く、音楽H-TeQ(このブログ)的視点で気づいたポイントを幾つか紹介します。

続きを読む

宅録ギタリスト必須のマルチエフェクターの進化をたどる

Effect Guitar

バンド系の音楽を作るDTMクリエイターにとってギターアンプシミュレーターは必須。ライブ演奏をしないならDAWのプラグインだけでで完結させる人も多いでしょう。アンプでの音作りを基本にしているギタリストも部屋にアンプをマイキングして宅録できる人は多くない。

エミュレーション技術進化が著しく、老舗のレコーディングスタジオだけが所有できた名機と呼ばれるヴィンテージアウトボードのプラグイン化が進み、高級機材を所有しなければできなかった音作りが身近になってきています。ギターアンプシミュレーターは恩恵を受ける絶対人口も多く、常にその技術をリードしてきたといっても過言ではない。

私見ではありますが、90年代から宅録ギターサウンドがエフェクターによってどれだけ進化したかをまとめます。

続きを読む

録音失敗したピンマイク音声のリカバリーのポイント

ピンマイク

 一般ユーザー向けに音質改善サービスを運営している私ですが、たまにテレビ番組制作の飛び込み案件が入ったりします。先日入った案件は、複数名登場するトーク番組。出演者それぞれの声をピンマイク収録するのですが、ゲスト5名中、3名のピンマイクが死んでいたというもの。活きていた2名のマイクから音像は遠いながらも3名の音声は拾っており、限られた音素材をなんとかベターな状態に修復するというもの。

ゲストの知名度が高いほど収録のリテイクなどできません。限られた納期で何とか許容範囲までサウンド・リフォーム(音声修復)し納品しました。

続きを読む

生ドラムの録音方法をプロミュージシャンのスタジオワークで学ぶ

ドラム録音

 DAWの進化に伴い、プロミュージシャンでも自宅での小規模な音楽制作がスタンダードになりつつあります。制作コストをかけたプロのスタジオ・ワークは業界の変化に伴い帰路に立たされています。 その中心にいたのはミュージシャンと良質な音楽を紡いできた職人。そんなノウハウを後世に伝える使命を感じた人がいる。故、佐久間正英氏だ。

 ロックバンドサウンドの核となるドラム。マルチマイクでのドラム録音は素人が行うのは難しい。経験値が少ないことは仕方ないが、プロのスタジオワークが動画公開されており、そのやり取りが観れることは貴重です。

ビデオカメラのオフショットマイクだけではなく、ミキサーに通された音も収録されているので、モニター環境を整えて視聴するがお勧めです。サウンド&レコーディングマガジンが主催したとても価値のあるスタジオ・レコーディング・セミナー。YouTubeを直接視聴するとたくさんメモしなければならないので、当ブログが代わりにまとめます。 続きを読む

ビデオに刻まれた舞台の新たな楽しみかた

musical stage

学生時代に音楽や演劇などにのめり込んだ人なら、それぞれにとって幾つかの忘れられないステージがあります。

活動にピリオドを打ったミュージシャンや俳優にとって、そんな思い出は大切な瞬間。80年代にそんな活動していた人なら、当時の貴重な映像を収録したVHSを所有している人もいるだろう。近年は身近なデジタルメディアの活用が広がり、現役使用できるビデオデッキをお持ちの方は少ない。

続きを読む

80年代後半カセットテープを軸に音楽を楽しんだ僕ら

audio-cassette-909051_640

 僕は1970年代前半生まれ。今はフリーランスで音質改善サービスを運営しています。長男だったこともあり、自らの感性でポップソングを聞くようになったのは中学生頃から。最近はネットによる聴き放題サービスも始まり音楽の楽しみ方も随分変わりました。 幅広い音楽に出会うのには便利すぎて、ロックレジェンドたちの旧譜を手軽に楽しめるのは本当に嬉しい。中校生時代に購入できなかったベストテンソングを聴いて、あの頃の環境を振り返ってみたくなった。 続きを読む